ざわざわ下北沢 [VHS]
私自身は東京に住んだ経験はありませんが、昔姉が下北沢に住んでいたので何回か行ったり泊まったりしたことがあります。
”シモキタ”は雑然として若者があふれる街、というのが私の印象です。
この映画はその下北沢にたむろする老若男女の日常を捉えた作品。
起承転結のあるストーリーとは異なり、回しっぱなしにしたカメラ映像を後から編集したような印象さえ受けます。
彼らの生活、今の時代の雰囲気を切り取って残しておきたい、という制作者たちの気持ちが映像からにじみ出ていました。
主人公の有希(北川智子さん)はNHKの朝ドラに出てくるような清楚な人で、彼女の目を通して風景・光景を見ているような錯覚を起こしそう。
たむろするカフェではいろんな人に囲まれてくつろぐ一方で、ヒトとヒトとの関係がやや希薄な都会の孤独感も描かれていて、不思議な浮遊感を醸し出しています
夕刻に住宅街の踏切を電車が通り過ぎるシーンが何度となく出てきますが、あの光と闇のバランスが”雑多な東京の今”を象徴しているような気がしました。
30年後に「こんな時代があったなあ」と懐かしむ人が多いんじゃないかな。
評価は東京に住んだことのある人とない人で変わりそうですね。
※ 有名人・有名俳優がチョイ役でたくさん友情出演しています。フジ子・ヘミングさんんがピアノを弾いたり、スナックのママが鈴木京香だったり。
リボーン~命のオーディション~ [DVD]
おそらく世間大半の方々が「いまどきモー娘。?w」「どうせアイドルのお遊戯でしょ」と思われるでしょうが、騙されたと思って先入観無しで見ていただきたい一作です。
確かに出演者の中には学芸会レベルの子がいないわけでは無い(なので☆一つ落としました)のですが、田中れいな、新垣理沙といった主要メンバーの演技には色々と考えさせられるものがあります。
それに何しろ脚本が良い!
ご都合主義的なところが散見され、史実ともかけはなれたトンデモ展開なところもあり、開始10分程度で粗々の展開が読めてしまうのですが、それでもひきつけられるストーリーと予想だにしなかった結末は必見の価値があると思います。
アイドルがお好きな方は勿論、むしろアイドルなんて…と思われてらっしゃる方や生きるということ、命の意味に悩まれてらっしゃる方に是非ご覧いただきたい作品だと思います。
モーニング娘。コンサートツアー 2006春~レインボーセブン~ [DVD]
熱さに乏しいと感じるのは表面上で、どこか大人しい不思議な静謐さが逆にファンとの一体感を強め、身近さに陶酔を覚える。現メンバーは決して「不足」なのではない。印象的なのが前半のTシャツのような軽装で、楽曲と共に当ライヴの本質を象徴、とくに田中の笑顔が生きた真実の光に溢れる。
問題は後半の衣装で、悪しきバブル期をイメージしたような重装(?)が「娘。」の本質を完全に無視、他の全てを圧倒してメンバーの区別さえつかなくさせるのだ。‘私服のほうがいい’という現実。TVでも思うことだが、‘ダンスが見える’ことと共に‘服が似合ってる’ことが「娘。」を生かし人気のカギにもなり得るのだと、前半と後半の対比が立証しているように思える。
都道府県の持ちかた
帯にあるように、都道府県の持ち方だけではなく、
各都道府県の特徴が書かれているため、
形と持ち方と共に、都道府県を楽しく学べる、
読み応えある本でした。
特に、和歌山の怒濤の流れと鹿児島の意外性が
個人的にはツボでした!
あと、自分の出身地の千葉の「サプライズ」が楽しめたので、
自分の出身地がどうなっているか楽しむ、
という楽しみ方も出来るのでは、と思いました。
※結構分厚い本で比較写真を投稿しました