美味関係~おいしい関係~ DVD-BOX 1
槙村さとる氏の原作をもとにアレンジされた日本のドラマの要素を引き継ぎながら、さらに台湾風にリメイクされたドラマ。 私的には最初に見たこの台湾版が、原作よりも少女マンガチックで一番好きです。
カッコいいヴィックが好きな人にはやや不評のようですが、しかめっ面でガミガミ怒鳴るキャラクターはとても新鮮で、ドジな弟子を鍛えるうちに彼女のひたむきさに影響され、次第に優しく和らいでいく表情が魅力的です。
そしてドラマ初出演というヒロインのパティ・ホウ。 台湾ではキャスターなどを務め、知性派タレントというイメージなのだそうですが、このドラマでは世間知らずの天然系お嬢様役。 ヴィックに散々怒鳴られ、時には泣きながらもめげずに料理の修業に励み、いつしか偏屈師匠の心をも癒していく、明るい元気なキャラクターを熱演しています。 観ている私もキュートな笑顔に癒されて、最後まで楽しめたドラマです。
「薔薇の恋」「イタKiss」に続くチュウ・ヨウニン監督作。 時間がかかりましたが、DVD化されてうれしいです!
Do Da Dancin'! 10 ヴェネチア国際編 (オフィスユーコミックス)
大ベテランなのに、キャラ(特にヒロイン)の絵が生き生きとみずみずしいタッチで描かれているのは、やはり私生活が充実しているからでしょう。他のキャラたちもけっこう味わい深く工夫されているタッチで描かれていると絵に関して素人ですが。槙村さんのエッセイは好きではありませんが、このコミックは単行本買いで楽しみにしている数少ないコミックです。
好意的ではないレビューをよせていらっしゃる方たちも含めて、何だかんだいいながら読ませてしまう魅力があるコミックだと思います。私的には、まだまだ読んでいたいのですがヴェナチア編だけで10巻いってしまったのは凄いですね(まぁ、ストーリー的にヴェネチア編ってつけちゃったのが難点といえばそうかもしれませんが)
スタイル・ノート (幻冬舎文庫)
著者の作品が好きだったのと、表紙をはじめイラストがとても素敵だったので買い求めました。
おしゃれのことが語られていますが、よくある“こうすればオシャレ!”というような“マニュアル系”の本とは全く違います。
健康や生き方についても考えさせられる、総合的な“自分のスタイル”についての本です。
私は現在40歳ですが、未だファッションですら完全な“自分のスタイル”が確立出来ていません。
迷いっぱなしです。
この本を読んで、その理由が少しわかったように思いました。
“自分自身”が揺れ続けているから、迷いがあり…“自分自身”を理解しきれていないから、どっちに進めばいいのかわからない…。
本書を読み終えて、本当の意味で自分自身を(自分らしさ、とでも言うのでしょうか)しっかりと確立し、
どう生きていきたいのか長期的な展望を漠然とでもいいから持ち、
そこではっきりとしてくるであろう“自分自身”に必要なモノやコトを身につけてゆけばいいのだ、と思いました。
自分と向き合うことが、自分のスタイル確立に必須だろう、とも。
とりあえず、大量の衣類・バッグ類の大整理からスタートしてみました。
いかに自分に不必要なもの、買っただけで満足して全然身に着けていないものが多いかを思い知り、呆然としています。
歳を重ねることが怖くなくなる…むしろ楽しみになる、そんな気持ちにさせてくれるステキな本です。
Real Clothes 13 (クイーンズコミックス)
ドラマ化された頃位までは、ベテラン漫画家が、近年のアパレル業界を良く調べて描かれたのだろうなと感心し、また、カッコいい美姫様の台詞ひとつひとつに痺れていましたが、終盤になるにつけ、美姫様は出てこないわ、絵は雑になるわ、このスカスカな絵の画力で単行本分のお値段を取るのは、ちょっとボロい儲けのように思いました。期待が大きかっただけに残念でした。
1巻からずっと購入していたので、最後まで揃わないと気持ち悪いので買っていましたが・・。少女漫画はやはり絵の美しさ、アパレルであれば、出てくるお洋服への憧れが命であると思います。連載を多数抱えた売れっ子の先生方全般に言えることですが、毎週が締め切りで大変かと思いますが、1年に1冊発刊でも良いので、重みのある、ずっと手元に残したい価値ある漫画を期待しています。漫画ファンとして。