Mr.Children Tour 2004 シフクノオト [DVD]
以前ウェブ上で、Rockin'on編集長渋谷陽一氏が若くてアイディアに溢れた確信犯的アングラ主義のアーティストが明らかに全盛のようなこの時代に、あえてPOPの王道を豪語しながら精力的にらしくカッコよくあり続けることを目標にするという彼らのスタイルには相当な知性を感じると言っていたのを見て、まさにだなって思いました。POPSの存在理由、POPSだから出来ること、その可能性の幅をぐんぐん切り開いている彼らみたいな連中がいると、やっぱHEROも捨てたモンじゃないなって実感させられます。
ではこのLive映像についてですが、とにかくLIVEがウマイ!!の一言に尽きます。やっぱ経験の総量が違いますね。あれほどの規模で、あれほど小技を随所に忍ばせながら、もの凄く自然に音楽を楽しんでる感が120%伝わってきます。そしてそれはミスチルに限ったことじゃなくって、付属説明書の最後に小林氏も記していましたが、カメラや照明クルーたちの技術もトップレベルなんですね。背中越しのビッグスクリーンのLive用映像も凝ってるし。一回のLiveにあそこまでコダわれるってのがスゴイ。それらのアートワークだけでも必見であり、そこにご存知あのミスチルの名曲たちがドカンっと構えるわけですから、そりゃエンターテイメントとしては申し分ありません。
内蔵されているディスクは2枚。Liveの前半10数曲と、後半10数曲。その他に、双方のDiskに特典映像やメンバーのインタビュー映像が仕込まれております。それがまた実に実にミスチルらしい清清しくかつほんわかした出来であり、強制的に肩の力を抜かされること請け合いです。プラス、ファンだったら絶対欲しい結構フランクでPOPでカラフルな写真集内蔵。ぼくは別にそこまで好きじゃないんで、そこまでしてくれなくてもよかったんですが、つまりお腹一杯もいいところ、ゲップが出そうなほど全部込められています。
ちなみに個人的に好きなのは、かなりベターに「掌」と「ニシエヒガシエ」の連続攻撃、手術を終えて、家族を持った桜井さんの最近の方向性がかなり清清しい理想主義に傾き過ぎてるかに見えてたため、あのLiveで「ニシエヒガシエ」の絶望と葛藤がまだ影を潜めていないことを確認出来て嬉しかったです。
しょこたん☆かばー~アニソンに恋をして。~(DVD付)
このマニアックな選曲は
「中川翔子が本当に好きな曲を選んだからこそ!」
だと私は思います。
私個人としては、大して好きでもないのに、有名な歌を歌う中川翔子より、本当に好きな歌を、歌いたいから歌う中川翔子の方がより輝いて見えると思います。
新曲の「空色デイズ」も彼女の明るさと元気が活かされた素晴らしい歌だと思いました。
楽しみなのは全く新しいタイプの歌、「空色デイズ」のPVがどうなるか?
いろんな期待をこめて、★5です!
IBMに挑んだ技術者達―コンピュータ発展の裏面史
『約30年前、CDCが歴史的なマシンであるモデル6600を発表したとき、
当時すでにコンピュータ業界の巨人だったIBMのトーマス・ワトソン・ジュニアは
「なぜ、われわれが世界最高速のコンピュータで他社に出し抜かれ、
業界の主導権を失ったのか…」と嘆いて緊急会議を招集した。
このマシンを開発したのは、セイモア・クレイを中心とする、
スペリー・ランド社ユニバック事業部を飛び出した技術者たちだった。
本書は、コンピュータ技術者の黎明期から数々の開発プロジェクトに参加した著者が、
ライバル企業と競ってプロジェクトを推進した天才技術者達の活躍をとおして、
コンピュータ発展の歴史を内側から描いたものである。』(帯より)