音のプロが選んだジャンル別 厳選ヘッドホン Rock/Pops/Classic/Jazz/R&B/Hip Hop (別冊Begin) (別冊ビギン)
宣伝文句には初心者向けの本だとありますが、なかなかどうして、それなりのベテランも満足できる読みごたえのある本だと思いました。またまた「ヘッドフォンブック」の二番煎じかとおもいきや、いろいろなジャンルのミュージシャンのインプレッションに加え、その道のスペシャリストのレビューもあり、いままでのヘッドフォン本にはない斬新なテイストを感じました。録音エンジニアや音楽プロデューサーのインプレッションがもっとあるとよかったかな。次号に期待したいところです。
神童[2枚組スペシャル・エディション] [DVD]
13歳の天才少女を主人公としたとてもピュアーな作品ですが、才能があるゆえの苦悩など大人の心と純粋な少女の心がよく現れており、見方によってはけっこう骨太のドラマという感じもあり、予想外に楽しめました。松山ケンイチとのからみは、見ていて暖かさを感じると同時に何となく切ない感じもあります。主人公の成海璃子、彼女は当時14歳であり、彼女自身が天才肌ではないかと感じられます。どちらかと言うと陰のある役が向いていると思われますが、はじけるような明るさを持った、NHKの朝ドラの主人公のような役柄も見てみたいものです。
CHOPIN (ショパン) 2011年 06月号 [雑誌]
11年目を迎えたlive imageの面々が揃って掲載。
ヒーリング系音楽は本当に心が優しくなる感じで、聞く方は良いけど、演奏するほうは大変なのだとか。
で、今回は各々の癒し方をインタビュー。
お酒を飲みながら楽器を磨いたり、美味しいもの食べたり、マッサージに行ったり...。
車でドライブや温泉探訪も。
癒しグッズも一緒に掲載。
ステキな音楽を紡ぐのも中々大変ですね。
ひとヒナタ
前作「私は私をあとにして」から1年となる熊木杏里のNEWアルバム。
「人」は「人」から様々なものを受け取って生きているのだという、
当たり前なことでありながらも、普段忘れてしまいがちな大切なことを、
彼女の心にある素直な言葉とその清澄な歌声をもって伝えてくれる作品です。
「過去に『殺風景』というようなタイトルをつけていたような人間から
“ヒナタ”なんていう言葉が出るとは思わなかった」と彼女自身が
あるイベントで話していました。
その変化を強く感じさせるものは、とにかく「人」の存在そのものです。
多くの楽曲には“君”や“あなた”という対象がはっきりと描かれ、
その人たちから受け取ったものが、決して当たり前のものではないという
気づきに対し、喜びと感謝の気持ちが曲のいたるところで描かれています。
タイアップが非常に多い彼女ですが、楽曲が決して一人歩きしていないのは
彼女がタイアップという「縁」に対して常に感謝の気持ちを持ち続けている
ということが、作品から伝わってくるように感じられることにあると思います。
その気持ちがまさに、今作のタイトルとなっているのではないでしょうか。
前作にて「暖炉のように人が集まる そんな人にいつかなるために」と
歌っていた彼女がいま作り出している「ヒナタ」には、すでに多くの人が集まり
「暖炉」のように心地よいぬくもりを与えていてくれると私は感じています。
初回特典のDVDには、前作の「朝日の誓い」「ひみつ」、そして「春隣」のPVと
そのメイキング映像等の特典映像が収録されています。
「モウイチド」や話題となった「こと」のショートムービーが収録されていないのが
少し残念でしたが、今後の特典としてぜひ収録されることを期待したいと思います。
こと/誕生日
「誕生日」の歌は関西では2、3年前から親しまれていたらしいですが、私は今年の夏にこの歌をテレビで聴き一度で好きになりました。
「誕生」という厳粛な事実に対しては、誰もがそれぞれの思いをもっているようですが、私の思いは「孫の誕生」と直結しています。なので、新しく孫を持たれた友人にこの曲の入ったCDをプレゼントして喜んで頂きました。