On Through the Night
デフ・レパードのデビュー作は今のバンドを知る人が聞くとちょっと驚くかもしれない。けっこうストレートなハード・ロックだ。ハロー・アメリカやサテライトになると後のダイナミックなメロディック・ロック路線の萌芽が見えるが。バンド名もレッド・ゼッペリンをもじってつけられたというからやはり70年代のハード・ロックのいいところはうまく受け継いでいる。キッスやスコーピオンズあたりが好きな人あたりにはぴったり合いそう。次作あたりからデフ・レパードらしさが少しずつでてくる。ハード・ロックファンとしては歴史的一枚として手にされることをお薦めする。
ツー・サイズ・オブ・イフ
クラプトンのフロム・ザ・クレイドルやゲイリー・ムーアにインスパイアされたのであろう作品です。畑違いのギタリストではありますが キッズ時代からこういうのが好きなんだろうな〜と思われますしブルースを楽しんでますね。作品内容としては全編スタンダード曲やブリティッシュ系ブルースのカバーでヴィビアンが快調にブルースプレイに終始してます、本人のボーカルもなかなか良しで好印象です。 こういうのってやたら誰々の真似だとか趣味に走ったとか…批判されそうなんですが私は全然OKだし弾けるギタリストがこだわりや趣味で作る物もなかなか良いと思います。 あのクラプトンでさえ試行錯誤を繰り返し今のブルースマンたる姿ですからね。 ブルースのスタンダードカバーをしてる人やこれからブルースをプレイしたいハードロック系ギタリストにはお薦めです。