GOLDEN☆BEST/赤い鳥 翼をください~竹田の子守唄
赤い鳥の竹田の子守唄は、被差別部落のことを歌っているということで、しばらくの間、レコードから割愛されてきた音楽です。
しかし、この子守り唄を赤い鳥が選んだのには意味があったと私は思います。
差別というものは、この地球上から消えることはありません。
今だこの日本でも、多くの人々が差別により苦しんでいるということを忘れてはいけないと思います。
そういう、意味合いも含め、赤い鳥は強いてこの子守り唄を選び、カップリングしたのだと私は考えます。
唄の詩には深い内容のものがあり、差別することへの醜さを赤い鳥はこの歌で教えてくれているのだと私は考えます。
男と女-TWO HEARTS TWO VOICES-BOX
人生の扉(& 白鳥英美子 & 白鳥マイカ)が飛び抜けて好き(オリジナルは竹内まりや)。
ほかにも、
笑顔の行方(& 水樹奈々)など、おいしい曲が揃っている。
なかには、わりとカバーされがちな曲がこのアルバムたちにも多くあり、そのあたりはわざとはずした選曲をしてほしいと思うところはあるが、トータルでいうと大満足なBOX。
ハイ・ファイ・セットスーパー・ベスト
フィーリング
冷たい雨
スカイレストラン
土曜の夜は羽田に来るの
卒業写真
海を見ていた午後
中央フリーウェイ
雨のステーション
星のストレンジャー
朝陽の中で微笑んで
ジュマンニュイ
フェアウェル パーティー
幸せになるため
風の街
メモランダム
恋の日記
GOLDEN☆BEST 山本潤子(赤い鳥/ハイ・ファイ・セット)
ひたむきでみずみずしい新居潤子と愉快な仲間たちの「赤い鳥」、スーパーヴォーカリスト山本潤子におまけが二人ついた「ハイファイセット」、円熟した大人のソロヴォーカリスト「山本潤子」いっぺんに楽しめます。
表現力なのか声の威力なのか、彼女が歌うことで歌に魂が宿ると感じるときも。
初期は悲しい思い出ばかり書いていた荒井由美の作品も、本人の歌だと「ふーん、そうだったの。でも過ぎたことだし、もういいんじゃないの?」というくらいの感想しか持てなかった私ですが、同じ歌を潤子ちゃんが歌うと「そうかそうか、つらかったんだね、がんばったんだね、何か僕にできることがあったら言ってくれてもいいんだよ!それにしても荒井由美っていい曲をいっぱい書いたんだなぁ」となるわけです。小田クンも伊勢クンもいい曲を書くんだなぁって、彼女の歌を聴いてから初めて認識しました。
この人が歌ったらどんな曲でも名曲になるんじゃないか、そう思わせる彼女も還暦を過ぎた今、旬の声を楽しめる貴重なCD。いろんな想像をしながら楽しんでいます。
男と女-TWO HEARTS TWO VOICES-
「残酷な天使のテーゼ」などで知られる高橋洋子さんとのデュエット、"Hello, my friend"が素晴らしいと思いました。この一曲を聴くだけでもアルバムを買う価値があると思います。ただ、あまりにこの曲が良いので、アルバムとしてのまとまりを崩しているようにも思われました。女性シンガーはいずれ劣らぬ実力派ですが、曲順を決める際には大変苦労したのではないでしょうか。ある意味残酷なアルバムです。