イントロデューシング・ジョス・ストーン
ジョス・ストーンの新譜ということですが、前作までのオーガニックさというものが失われていて、その分昨今のヒップホップを多分に取り入れたR&Bが展開されています。
歌自体は、カヴァーアルバムの頃から考えると、ずいぶんしっかりしている印象があります。
ソングライティングもずっとうまくなりました。
けれどアルバムトータルで考えるとどうなのかなぁと思います。
ターゲットを今までのオールドソウル、フィリーソウル愛好者からより一般的なブラックミュージック購買層にシフトしたということはわかりますし、プロダクションの端々にいかにもイギリス人らしいノーザンソウルの香りが漂いますが、今までのファンとしては、首をかしげるところがあるのです。
結論から言えば、作品としての総合点は星三つ。
日本盤で音が悪くて値段も高いので、本来ならここからもう一つ星を減らすところではありますが、ボーナストラックの二曲目、多分先行シングル候補の没曲だと思われますが、あまりにもプリンス然として、自分はものすごく好きだったので、原点はなしということで。。
次回作に期待したいです。
オンリー・エヴリシング
大御所Sanbornの古典的R&Bへのオマージュ第二弾ということかな。
今作ではRay Charlesへのオマージュ溢れる作品となっている。
実はSanbornを本格的に聞いたのは1992年のUp Frontが最後であった。
その頃から比べると、円熟味を増したというか、もうAltoのMAESTROに
なってしまったのだなあと感じさせる演奏である。Bluezyさをさらに増している
「泣きのAlto」はHammond B3との相性は抜群であるのは言うまでもないが、
どこかMordern Jazzとしても聞こえるのは何故なんだろう。見かけは古典的R&Bのカヴァーなんだけど、
コアのSanbornの演奏にModern JazzのSoulがあるからなのかな。
むしろ、Sanborn 作曲のOnly Everythingが一番Soulfulだ。
Joss StoneとJames Taylor参加曲もBluezyというよりJazzyに聞こえるのは僕だけでしょうか?
次作はCharle Parkerのカヴァーを期待したいのだけど、いかがでしょうか。
映画「セックス・アンド・ザ・シティ」オリジナル・サウンドトラック
先行で観てきました!!
劇中で流れてて、気になって購入しました。
聴いただけで映画の場面を思い出してしまいます。
FergieのLabels or Loveは何度聴いてもワクワクします!
一番好きなのは予告でも流れてる「The Heart of the Matter」☆
綺麗なバラードで感動します。
お馴染みのSATCのテーマ曲も入ってるので嬉しい♪
映画を観て気になった方は是非購入してみて下さい!
とてもいいサウンドトラックになってます★
シャロン・ストーン in シークレット・スパイ [DVD]
東西冷戦下の1963年中東ベイルートで、サリーは元MI6諜報員のイギリスのジャーナリスト、レオに一目ぼれして再婚。子供にも恵まれ幸せな日々を過ごしていた。ある日突然レオが失踪。MI6の尋問を受けたサリーは、レオがKGBの二重スパイだという衝撃的な事実をはじめて知る。身の危険を察知したレオは、妻サリーにも何も言わずにソビエトに亡命したのだった。モスクワから「ソビエトで家族皆で暮らそう」と言ってくるレオ。しかしサリーには「共産党支配下」で「共産党員レオ」と家族皆で暮らすことなど、とてもできる事ではなかった。
体制が全く異なる環境で生きようとする2人にとって、自分の考え方は常に正当。当初、かみ合わない2人にやきもきするが、2人は勿論、観る者も2人には互いに譲れない一線があることをやがて理解する。「僕はレオが単なる日和見主義者ではなく、根っからの共産党員である事実をむしろ誇りに思う」と言った現役のMI6諜報員(2人の共通の友人)アンディの言葉が印象的。愛と信念は必ずしも同居するとは限らないのだ。「愛」より「信念」を選んだサリーの判断を私は受け入れる。
シャロン・ストーンの出演とあらば当然期待されるシーン。ちゃんと用意されていた。観る側のこういう期待は裏切ってはいけないとの配慮?
いわゆる「冷戦下のスパイ物」と思って観たら失望する。これは実話を基にした「愛と信念の物語」。地味なストーリーと共に、彼女の衣装は何時になく地味だった。
Soul Sessions
英国出身の16歳の女性シンガーが、70'sマイアミ・ソウルを支えたミュージシャンたちをバックに60's〜70'sのリズム&ブルースの楽曲を中心に歌う。3はアンジー・ストーン、7にはザ・ルーツのクエスト・ラヴが参加。やや落ち着いた歌声だが、深いエモーションが感じ取れる。まさにリアル・ソウル。