Warmer/アメリカン・モーニング
ジャケットには、頼りなさの残る青年と女性が何やら意味深に写っている。今、一つの愛に幕が引かれたのだろうか?
1979年に発表されたランディの「アメリカン・モーニング」である。タイトル曲のアメリカン・モーニングは、キラキラと輝く夏の朝の空気と恋の切なさを感じさせる大ヒット曲である。このアルバム全体を通して、人を愛する喜び、切なさ、不安が痛いほどに伝わってくる。
人を愛したことのある人なら、わかってくれるはずです。『あなたの輝き(ユア・ライト)』、『コール・ミー』、『ワン・フー・ラブズ・ユー』と23年経ってもみずみずしさは失われてはいません。秋風が吹き出す季節によく似合うアルバムです。
Warmer & Terraform
ランディ・ヴァンウォーマーの1作目と2作目にボーナス・トラック1曲といった内容のCDです。この手の2in1の輸入盤としては丁寧なつくりのほうでちゃんと歌詞が載っています
1979年の「ウォーマー」はアコースティックな雰囲気のさわやかポップスといった感じの作品です。代表曲「アメリカン・モーニング/Just When I Needed You Most」が入っています
1980年の「テラフォーム」は発売当時の日本ではテクノに走ったとかでかなり酷評されたとの話を聞いたことがあるのですが、酷評されたのが疑問なくらいポップスとしては質の高い作品です。そもそもテクノっぽくないです。わずかに数曲、それも曲の一部にそれっぽい音が出てくるだけでテクノといった感じはしません。曲自体の質は高めですし、凝った音・面白い音作りの曲もあるいい内容の作品です
1作目を支持したのが日本ではAORファンという熱心な反面、了見の狭い人たちだったということが災いしたのでしょう。2作目に対する当時の評価は不当に低かったとしか言えません
これまでのところ(2012)、2作目は2in1の形でしかCD化されていませんし、上記のようなこともあり国内盤が出るとは思えないです
まぁ、でもいいですよ、2作目も