よくわかる薬理学の基本としくみ (図解入門 メディカルサイエンスシリーズ)
医学部の学生です。
薬理学の授業が理解しづらく、安易な読み物を探していました。
出版年度も新しく、他の方の評価も高かったため購入しました。
授業で長々と約2時間語られることが、非常によくまとめられており、予習段階で読むと、授業の理解が深まりました。
しかしながら、一般の方にも理解出来るように設計されているので、医学部で学ぶには物足りないものになっています。
また、筋弛緩薬などの専門性の高い薬には触れられていません。
医学部生には、参考程度と考えてください。
一般の方には、身近な薬の作用機序が書かれているので、自分の服用している薬の仕組みについて知りたい場合にはおすすめです。
薬学女子
現役の薬学生が書いた楽しい薬学生ライフ。
マンガとしては絵がいまいち荒れてる・・・ところもありますが、
本職ならではの話題や変わりつつある薬学部の世界の現状などもうかがえて、
かなり楽しく読めました。
高校生の娘は読んでこの大学を受験したくなったようです^^
新しい薬をどう創るか―創薬研究の最前線 (ブルーバックス)
薬学を志す若者を増やしたいという本書の目論みはまず達せられることはないでしょう。
というのも、本書にも記載があるように薬学とは「雑学」でもあり、生理学、化学、生物学、物理学、医学などさまざまな分野の知識の総合であり、専門用語の多い本書を読み通すことができる高校生は少ないと感じるからです。
しかし本書は薬に関する先端的な話を紹介しています。従って薬学部の3年生以上、あるいは薬剤師だが知識をリニューアルあるいは整理したいといった方々には最適な本だと思います。少なくとも化学構造式にアレルギーのない方というのが、お薦めの条件となります。
私自身は資格を活用していない薬剤師ですが、面白く読めました。