はじめ人間ゴン
70年代に学研の「学習」に連載された園山俊二先生の『はじめ人間ゴン』。アニメ化された「はじめ人間ギャートルズ」の原作のひとつでした。
そして、90年代、この作品を学習漫画や藤子不二雄作品のコミカライズでおなじみの篠田ひでお先生が、やはり学研の「学習」に連載を開始しました。
再びNHKでアニメ化されるなど人気となりました。
そんな篠田版「ゴン」の唯一の貴重な単行本です。園山先生の絵を、うまく篠田流に描き切っているのはさすがですね。
まったく違和感なく楽しめました。
はじめ人間ギャートルズ DVD-BOX (初回限定生産)
はっきり言っておきますが、園山先生の代表作「はじめ人間ギャートルズ」は、最高に面白い漫画であり、それをアニメーションにしてもまた格別に楽しい、良質の作品が、この作品ですので、この作品の良さを判らない人は、センスの悪い人であると思う。
この作品で面白い所と言うと、ゴンとドテチンの絡み合いのシーンがおもろいですし、あと何と言っても、ゴンのおとんが、酒を飲んで、その後、白い息を吐くのがめっちゃおもろいし、酒を飲む中年になった今、それが余計によく理解でき、園山先生は、大変センスのある方であると思います。
あと、このアニメで印象深かったのが、オープニングの歌も「ゴン、ゴン、ゴン、ゴン・・・」と軽快なテンポの曲調が大変心地良かったですし、あと、エンディングの曲「やつらの足のバラード」がめっちゃ良かったですし、この曲は、元グループサウンズのスパイダースのメンバーのギタリストで、今はソロで音楽活動をしている、ムッシュことかまやつひろしさんで、かまやつさんは良い曲を作りはる人だな〜と感心しております。
この様に、この作品は、昭和40年代生まれ以上の方なら、とても楽しめる、懐かしくて、子供時代に回帰できる、お奨めの一品です!!!