カスタ・ディーヴァ~清らかな女神~
映画音楽あり、クラシックあり素敵な曲が満載のアルバム。幼少の時より一緒に練習していたという従姉妹同士のデュオで、息の合ったところはさすが。それにそれぞれの個性がぶつかり合い表情が多彩である。ギターとコラボした火祭りの踊りは凄くひき付けられるものがある。トルコ行進曲他、ヴァイオリンデュオならではの表現がこれまでのヴァイオリンアルバムと違って新鮮である。また、曲の並びも良い。品の良いオペラで始まり、さまざまなタイプ、アレンジがあり、「煙が目にしみる」でいい雰囲気にして、最後のタイタニックで静かに、そして安らかな気持ちにさせて終わってくれる。クラシックの初心者から、ヴァイオリンデュオの妙味のわかるマニアまで広く楽しめるアルバムである。
Winners ~アカデミー賞で聴くクラシック (最優秀作品賞)
普段クラシックを聴くことの少ない人も、あの映画の音楽なら知っているとか聴いたことがあるということ多いと思います。タイトルと作者を知らずとも映画のシーンをイメージし聴くには充分楽しめるでしょう。楽曲の全てが収録されているというより、サビの部分だけ22曲入っているのでお得感があります。クラシック好きの方には物足りないでしょうが、クラシック入門者にはお薦めです。
SILENZIO~海の上のピアニスト
さすがと思わせてくれます。
音の一つ一つが大事に演奏されていて、やはりクラシックのピアニスト!
JAZZとかPOPSのピアニストのように流れ中心の演奏なのではなく、ここでも作曲者・編曲者の意図を忠実に再現しようとしております。
丁寧に一音一音紡ぎだしていく音楽の妙。
聴き終わって心に広がる満足感。
さすが及川浩治!
演奏会の最後、アンコールに弾いてもらいたいと思うのは私だけではないはずです。
ライフ・イズ・ビューティフル [Blu-ray]
最初はラブコメ物で後半は収容場で父は息子に嘘を話しながらも生きる勇気を与えてくれた、
クライマックスには冗談で話していた事が現実になり息子もビックリ!
BDの発売は嬉しかったですが画質がイマイチかと思います。
この映画は家族みんなで観ると絆が一段と深まること間違いなしです。
ライフ・イズ・ビューティフル [DVD]
数多いユダヤ人迫害をテーマとした映画の中でこれは異色です。コメディかと思って見始めたくらいですから。ユダヤ人収容所に送られた父と息子のお話ですが、ロベルト・ベニーニ演じる父が「これはゲームなんだ。がんばった人は戦車に乗せてもらえる。」と息子に言い聞かせ、収容所生活を乗り切っていこうとします。息子のために暗い顔はせずいつもユーモアたっぷりで明るく振舞っているその父の姿、父のつく嘘が痛いほどに心を打ちます。ジメッとした暗い場面が一つもないのに、こんなにも切なく、心揺さぶられるのはこの映画にあふれている父の愛ゆえでしょうか。これは戦争映画ではなく、ある父と子の人生の物語で、彼らの人生に運命的に戦争というものが用意されていたと考えたほうがいいのかも知れません。子供を愛してない親はいませんが、これほど、愛を我が子に伝えられている親はいるでしょうか。是非、お子さんがいる方、特にお父さんには見ていただきたいと思います。