FRANZ KAFKAS AMERIKA
2007年4月リリース。デートコースペンタゴンロイヤルガーデン (最近は名前が長いのでDCPRGとか言うようだ)の最新作。全曲菊地成孔のオリジナルで編曲も菊地成孔である。DCPRGは4月26日のライヴで解散を発表したので本作がラスト・アルバムということになる。
マイルス・デイヴィスの全アルバムを付き合った僕には彼らがエレクトリック・マイルスを目指していると聞いても全然ピンとこない。どの辺がエレクリック・マイルスなのだ?と逆に聞きたくなる。マイルスはもっと破綻を目指して火の玉のように突っ走っていた。菊地成孔は火の玉でもないし、突っ走ったりしない。極めてクールである。ひたすら浮かぶヴィジョンを組み上げ具現化しようと感じられる。マイルスとは似ても似つかぬ別世界を完成している。そして本作は特に完成度が高く、僕には最高傑作に思える。
現在、NHKの「知るを楽しむ 私のこだわり人物伝」でマイルス・デイヴィスを菊池成孔が語っていて、その傾倒ぶりはよく理解できるのだが・・・別の世界だ。でも何で『フランツ・カフカのアメリカ』というタイトルにしたのだろう。カフカのアメリカとの接点が謎だ。
菊地成孔最初の極みが本作。特に気に入ったのはDisk1の『(It's A Small) World Music's World (イッツ・ア・スモール) ワールド・ミュージックス・ワールド』。必聴!!
プロが教える競売不動産の上手な入手法 (QP books)
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人妻アナル競売 荒木瞳 [DVD]
荒木瞳さんは170センチの長身。デビュー時より引き締まった三十代の肉体は、熟女というにはまだ少し早い若やぎがあります。
演技はいつも一生懸命。いつ“いった”かが確実にわかる喘ぎぶりには初々しさを感じます。
折原ゆかりさん主演の前作も今回も、夫の莫大な借金を肉体で払うために美しい妻が闇社会でオークションにかけられます。いちばん美しい瞳さんが売れ残る矛盾は“夫の社会に対する悪業のせい”と説明されていましたが、そもそも金で非合法に女を買う客にモラルがあるのでしょうか。 そんなストーリーの不満を払拭するのは、瞳さんを売るために始まるアナル調教の場面。相変わらず大島丈さんの職人技で牝になっていく瞳さん。アナルって美しいなぁって感激しちゃったくらい、もう立派な生殖器に変わってました。
女優の熱演を生かすも殺すもストーリーと相手役。大島丈さんは今回もその大役を果たしていました。 もちろん大きな身体でこそ表現できる女性の可愛らしさを余すことなく見せてくれた瞳さんにありがとう!
理由 (新潮文庫)
前半の200ページ目くらいまで、グイグイと読ませる力はさすが。
中盤の登場人物各々の細部に切り込んでいく箇所をルポタージュ形式で描いている箇所をどう評価するかで、本作品の評価は決まると思います。個人的には前半の緊迫感が素晴らしかっただけに「ダレた」という印象を持ってしまいました。勿論、これを緩急の「緩」と評価する向きにはプラスの印象になるのでしょう。
後半は事件の真相、各登場人物の係わり、種明かしでグイッと盛り返すが、どうしても犯行動機も含めて「火車」「模倣犯」と比べると驚きが弱いような気がする。
ルポタージュという形式をとっているため、全体的に淡々とした記述が目に付き、そこは作者が意図したものなのだろうけど、そこが好きか嫌いかで評価が分かれると思う。
直木賞は受賞はこの作者であれば当然だとは思うが、この作品で取らせなくても良かっただろう、という気はするなぁ。
民事執行の実務 不動産執行編〈下〉
とかく抽象的な議論に終始し具体的イメージが沸きにくい手続法である民事執行法を,東京地裁民事執行センターの裁判官と書記官が,書式や記載例等を豊富に引用しながら,手続の流れに従って記述した実務書。近時の法改正を盛り込んで最新の内容にしたもので,まさに民事執行実務書の決定版である。不動産編2冊と債権編2冊から構成されるこのシリーズを持っていれば,不動産執行及び債権執行の実務で発生する問題はほぼクリアーできる。民事執行に携わる裁判官,書記官,弁護士,そして金融実務家に胸を張ってお勧めできる内容になっている。