プレジャー+ペイン [DVD]
ベン・ハーパーを知るすべての人は、このDVDを観るべきだ。逆に知らない人が観たら、何も感じないかもしれない。
ライヴやPVやインタヴューだけでは知る事が出来ないベンの素の姿を知る事が出来る、凄く生々しいドキュメンタリー映像です。
ベンが黒人の父と白人の母の間に生まれた事や、楽器店を営む祖父母の姿、ブルースの黎明期を語るベン、ワイゼンボーンへの想い入れ、ベンを父とまで言い切るファン達の姿、そしてギタリストである母との共演。
特に、その母親とのステージでの共演の時に、ほんの一瞬だけ見せた母を見るベンのあの表情が忘れられない。その母親の温かく優しい声も耳に残る。その母の声とあのベンの声が重なり合うステージでのシーンは、ただただ感動した!
その母の声をベンは「母の声は人生そのものだ」と言った。
凄い言葉だ。
だからこそ、あのメロディが鳴らされるのかもしれない。
人は、愛が無ければ生まれもしないし生きても行けない。
ベンが歌う言葉とメロディが持つ優しさと抱擁感は、[人への感情]だけではない『愛』が込められている。
ベン・ハー 製作50周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション(3枚組)【初回限定生産】 [Blu-ray]
現代の技術を持ってすれば再映画化は出来る。
が、『グラディエイター』のようなCGまみれの作品としてしか成立出来ないだろう。
とても、当時1500万ドル邦貨にして54億円が投入された1959年版『ベン・ハー』ほどの大セットと万単位のエキストラは使用できないはずだ。
よく『ベン・ハー』と『グラディエイター』は比較されたりもするが、比較する対象が違いすぎる。
むしろ1964年製作『ローマ帝国の滅亡』と『グラディエイター』を比較すべきだろう。
共に話の下敷きは同じだし、『ベン・ハー』と製作時期が大きく違わない『ローマ帝国の滅亡』は格好の比較材料である。
しかし『ローマ帝国の滅亡』と『グラディエイター』では、やはりスケールが違いすぎる。
作品の良し悪しではなく予算の掛けかたが違うのである。
当時80億円と言われる巨費をかけた『ローマ帝国の滅亡』の物量は物凄い。
実物大の巨大神殿や万単位に近いエキストラを実際動員しての戦闘場面など、『グラディエイター』ではCGでしか描かれてはいない。
『ベン・ハー』は闘技場のセットや背景や観客がマットペインティングを使用しているといわれているが、基本的な闘技場のセットは実際に作られている。そのセットだけでも『グラディエイター』で実際に作られた闘技場のセットとは桁違いの巨大さである。
それに闘技場以外のセットが大きく素晴らしい点に注目して頂きたい。
ジョッパの門、エルサレム市街、噴水のある宴会場など凄いの一言だ。
エキストラでいえば、キリスト裁判に集まったエルサレムの民衆シーンも圧巻だ。
ヘストンは大根役者だと思うが受身の演技に天性のものがあり、その最高の見せ場がエルサレムでの戦車レースだ。宿敵メッサラから執拗に馬車の鞭で妨害を受けるが、この時の鬼気迫る身振りはもはや芝居を越えていた。
エスターを演じたハイヤー・ハラリートが全編に亘って力演を見せる。本当の主人公はこのエスターであり、スペクタクル映画の代名詞的この映画は実は究極のラブ・ロマンスでもある。
特に忘れ難いのは、中盤に帰宅したジュダがエスターの胸に側頭部をうずめる場面である。
このふくよかな胸は史劇故、控えめだが衣服の上からでも実に生々しく活写されている。
まさに命がけのメロ・ドラマであった。
ベン・ハー【字幕版】 [VHS]
文部省推薦の映画ということで、学生の時にはじめて映画館で見て、戦車競技などの迫力にただただ圧倒された記憶がある。
テレビ放送、そしてこのビデオ版と、何回見てもそれぞれに違った感想が残る名作。
歴史的な背景を知ってから見たベン・ハー。
原作を読んでから見たベン・ハー。
原作では、メッサラとの関係を深く描かず、ベン・ハーをめぐる女性や反ローマ勢力の一人として、あるいは宗教色の強いものとして語られている。
本当にいい映画、いい物語ですね。生きる力を与えてくれます。
Give Till It's Gone
アマゾンのクレジットにはBen Harper and Restless7となっているが多分単独のリリース。
今回はかなりロックに振られている。ただし、彼の持つソウルフルなフィーリングがそのままに豊かなギタープレイを堪能できる。
特にシングルの3のノリが気に入った方は買い。個人的には5と8がなかなかお勧め。まだ聴きこんでいないので安直なレビューになってしまったが、一回のみのパターンではなくしばらく聴きたいと思わせる内容なのは間違いなしだ。