修羅の刻(13)裏 (月刊マガジンコミックス)
確かに13表と殆ど重複していますが、最後の虎を中心とした話は運命を感じとても面白いです。
しかし「修羅の門」で出てくる話(もうずいぶん前の出版ですよね)と今回の話に繋がりが出てくるのは、このシリーズの壮大さを感じます。
自分は歴史があまり好きなほうではないのですが、陸奥を中心としたこれらの話から興味がわいてきて、少し歴史本も読んでみようかとおもっちゃいました。
特に織田信長の本を・・・
陸奥圓明流外伝 修羅の刻-参- [DVD]
参巻です。 ついに宮本武蔵との決闘と決着、雪姫と詩織の決着(八雲ははじめから詩織ですが)がつきます。 さて、壱、弐では気にならなかった「原作との違い」が少し気になります。 まず、果たし合いの中で、新三郎が八雲にやられたときに、「まさか陸奥か」というシーンが源次郎ではなく沢庵が「あれぞ陸奥圓明流」と説明してしまうところ(原作では沢庵がこの場に居なかったはず、しかし、八雲との武蔵の決闘の後の話に繋がるからいても問題ない)。 次にに源次郎が八雲との対戦中の「間合いがつまった、ただし、刀の間合いだ。素手ではとどかん」というのを、武蔵が喋っているシーン(これは思考として表現してほしい)。これが☆を5つに出来なかった原因ですね。 しかし、無空波はなかなかカッコイイ。 また、次の代の天斗編への繋ぎがかなり素晴らしい。これは原作にないが素晴らしいと思える点でもあります。 ED曲はなんであんなに変なものを採用したのでしょうか?
Silent Pictures(DVD付)
このCDの「イエスタデイ」「24」がとてもよい曲なのですが、それをBGMに使った、
付属で付いてるオリジナルドラマ「Spring Story」がまた大変良いドラマです。
18歳から24歳までの2人の恋を描いたもので、シナリオおよび主役を演じた小栗旬さんと
西原亜希さんの演技が秀逸で、観た後に爽やかで温かい感動があります。
☆が4つなのは、個人的に好みでない曲があったためですが、久々に価格以上の良い買い物をした気持ちになりました。
陸奥圓明流外伝 修羅の刻-弐- [DVD]
第弐巻です。 宍戸梅軒と宮本武蔵の対決までの過程や八雲と沢庵が出会って武蔵に伝えるなど、原作では結果でしかなかった内容がきちんと描かれているため、なかなか良いかと。 さらに、雪姫の詩織へ対する嫌味なところが、かなりうまい具合に表現されています。 壱ではさして気にならなかった「原作との違い」もあまり気にならないと思います。 が、少なくとも、九鬼家での新三郎が源次郎に、「或いは本当に日本一か?」がないと源次郎の凄さが引き立たないのはちょっとマイナス。実際は凄いかどうかは置いておく。 ということで、やはり面白いと思います。 相変わらず、詩織の正面の顔は変ですが。
修羅の刻(14) (講談社コミックス―MONTHLY SHONEN MAGAZINE COMICS (KCGM919))
他のレビューにもあるとおり、陸奥の継承者である陸奥天兵と、西郷四郎の戦いを描いてます。
残念な点は天兵の戦うシーンが、結局最後の西郷四郎との戦いのみで、全体のボリュームからいうとかなり少ないというところでしょうか。
それと、相手が柔道家なせいか、他のシリーズに比べ、いまいち緊迫感が薄いところ。
せっかく柔道にスポットをあてたのなら、もうちょっと柔道の技を出してほしかったと思いました。
注目すべきは、天兵が陸奥を継ぐ前に、父の出海と一緒に四郎を見てますが、その時点ではなぜか出海が四郎と戦うという流れにならず、天兵が数年たって力をつけたら挑め、という親子の会話があるところです。なぜ出海が戦わなかったのか?答えはないけど興味深いです。