The Criterion Collection: Complete Monterey Pop Festival [DVD] [Import]
MonkeesのMicky DolenzやRolling StonesのBrian Jonesが映し出されていて感激した。1960年代、片田舎で毎週土日曜日、ラジオで「S盤アワー」や「ダイヤル・リクエスト」などをミーハーのノリで聴いていた。ラジオでしか洋楽は聴けなかった。音楽専門誌を覗くためには札幌へ出なければならず、貧乏学生の身ではそれは叶わなかった。当時、Beatlesを始めとしてScott Mckenzieの「SanFrancisco」も丸暗記して口ずさんでいた。The Mamas and Papas、Jefferson Airplane、Eric Burdon、The Who、Simon and Garfunkel、Otis Reddingなどは、レコードのジャケットでしかお目にかかれなかったものだ。Jimi Hendrixの曲は全く記憶がない。彼は亡くなってから、より有名になったのではないか。1970年代になり、パーソナリティが盛んに「ジミ・ヘンドリックス楽団」と言い立てていたように思う。巷のジュークボックスで流れていたのが「Purple Hazi」だった。Woodstockを調べているうちに太平洋を越えてMonterrey Pop Festivalが1967年6月に催されたことを初めて知った。出演者はノーギャラで純粋な気持ちで音楽を楽しんでいたという。これが魁となり、Woodstockが成功し、さらに発展して商業ベースに乗ったfestivalやconcertが開催されるようになった。ちなみに日本でも嬬恋concertや山中湖fesができた。Monterey pop fesから43年が経つけれど、この映像は当時の政治状況や世相、若者の生態が解るので貴重だし、歴史的な価値があると思う。懐古趣味と笑われそうだが生きててよかった。とにかく、1940〜1950年代に生まれた方で洋楽好きなら懐かしいと思われること請け合いです。若い方にも当時のサウンドを聴いてほしいものです。蛇足ですが外国のmusicianをテレビで視聴できるようになったのは、アメリカのMTVが日本でも放映されるようになってからでしょう。眠い土曜の深夜だったが、至福の時でもあったのを思い出します。
Very Best of Booker T. & the Mg's
モッズシーンにはまって、ここにたどり着きました。オルガンのインスト物っていいものですね。楽しくなって、体が自然に曲に合わせて踊っています。インストはただのBGMになりがちですが、これは参加するBGMです!!素晴らしい作品です。
Green Onions
ブッカー・Tにスティーブ・クロッパーそしてドナルド・ダック・ダンという最強のメンバー(ドラムは途中で替わっている)の実に世界中で耳にしているグリーン・オニオンが入ったオリジナルがこれ。このグリーン・オニオンはやたらバック・ミュージックで使われていて、みんながなんか過去に聞いたことがあるなあって思ってしまう不思議なサウンドです。一番目立って聞けるのはアメリカン・グラフィティの最後のハリソン・フォードが出てくるカー・レースのシーンでしょうか。スティーブ・クロッパーとドナルド・ダック・ダンはブルース・ブラザーズ・バンドの一員としても有名で映画の中ではちゃんと台詞も喋っています。残念ながらベーシストのドナルド・ダック・ダンが先日なんと東京で亡くなってしまいまして、非常に悲しいことになってしまいました。蛇足ですが昔のオーティス・レディングのバックもこのバンドです。