明治天皇と日露大戦争 [DVD]
古い戦争映画は、なんか物足りない面があるものです。しかし本作品は違います。映像、脚本、構成のどれもが見事。星5つです。内容は日露戦争の全ハイライトシーンを盛り込んであります。普通「間延び」してしまうものですが、本作品では明治帝や乃木大将の個人的エピソード等が絶妙のタイミングで挿入されており味わい深くなっています。
また、当時は軍隊経験者が多数いたためでしょうか、エキストラの行軍シーンが「見事」としか言いようがないレヴェルに仕上がっています。(現在の)周辺国の軍隊以上に美しい行軍シーン。これだけでも見る価値はあるかもしれません。特に映画『二百三高地』を見て感動したファンには、本作品にても感動を保証できます。
1/350 日本海軍 戦艦 三笠 日本海海戦
かつて旧海軍が保有した戦艦のうち唯一隻の現存艦。
雑誌の記事によるとハセガワは本キット開発のため巨大巻尺で艦内を採寸しまくったそうです。
旧式戦艦なのでマストに帆船のようなリギンを貼らないと寂しいです(リギンの張り方は説明図があります。)が、本体自体の組立ては部品数の割には難しくありません。 日本史に残る栄光の艦なので艦船モデラー以外の方も是非挑戦してみては。
1/350 日本海軍 戦艦 三笠 “日本海海戦” w/秋山真之フィギュア
1/350ということで細かいパーツが沢山あり作りにくいと先入観があったのですが
そんな事はありませんでした。パテも使わずに満足のいく仕上がりになりました。
塗装は必須になるので塗装ができるようになってから購入したほうがいいと思います。
このシリーズは氷川丸と三笠と宗谷を作りましたが良い感じでした。
女子高生=山本五十六リローデッド3 (あくしずレーベル)
「やりすぎ&なんでもあり」なシリーズ通巻5冊目。
史実とは様相を異にするMI作戦が実行されますが、それは壮大な釣りに過ぎず本当の目的は時間稼ぎ。
さて、冬の北海道はどうなるのだろうか。
巨大オンラインゲームが舞台装置のこの作品、他のシリーズがハード路線なのに対して、悪ノリが最高(笑)
旬なネタはそのうち「ああ、あの頃はこれが流行っていたっけ」と思うでしょう。
「中の人」とゲーム参加中の国籍は一致しないので、「あの国がこの戦術を使うとこうなる」や「あの国
なんだけどノリが違う」などニヤニヤ。当時の技術力の限界は超えているにしても、太平洋の戦いで
こんな事が出来るという着眼点は素晴らしい。メコンデルタと化した南洋の島、立てこもる事に関しては
随一の「中の人」があくなき抵抗戦を続けたフィリピン、そして海上殲滅戦。ジェネラルサポートがゲーム化
しないかな、これ。
一方で「順調に腐った」米国才女コンビや、「かつて腐っていた」日本の才女、「現在進行形でオタ道邁進中」の
政府高官、「やらせてみたら堂に入っている」主人公、実に平和だ。
どうしても扶桑を出したいのか(笑)
海の史劇 (新潮文庫)
日露戦争を舞台に、ロジェストヴェンスキー提督率いるバルチック艦隊と、東郷平八郎率いる連合艦隊による日本海海戦について主に書かれてある作品。ロシアから日本までの気が遠くなるほどの距離を数ヶ月かけて航海するバルチック艦隊。それに対する日本が動揺し対策をねる。その2つがぶつかり戦闘終了までが前半部に。後半部は戦争終了の条約提携までが書かれてある。多くの人が主君の為に命を掛けて戦い、敗者はそれにも関わらず無残に散っていく。それに勝者が誠意を持って答えるという所も見られるという。今では見られない男たちの生き様に、憧れをも感じてしまった