1/144 Vガンダム (機動戦士Vガンダム)
『Vフレーム』という、フレームを兼ねたポリキャップを使用して登場したVガンダムコレクションシリーズ。
第1弾は、主役機のVガンダム。
変形こそ出来ないが、全体のスタイルはバランスよくまとまっていて、改修せずとも格好良く組み上がる。
ビームサーベルやビームシールドはクリアー形成で、しかもサーベルは通常のものと反り返ったもの(斬りつけるイメージを演出)の2種が付属。
ディスプレイスタンドと背景カードまで付属し、他のシリーズと繋げて飾れるというサービス心旺盛な仕様。
しかし、当時の新戦力として採用されたこのVフレーム。バンダイが暗中模索していた頃の産物のため、強度や可動範囲の信頼性は低めだ。
肩関節は、胴から突き出たフレームのボール軸を上腕部の穴に差し込む方式なのだが、動かしているうちに外れてしまう。
また、股関節にはボールジョイントが採用されているが、フレーム自体の可動範囲が狭く、
更に被せた外装との相乗効果で、思うようにハの字に開かない(前後へのスイングは問題無し)
尤も、これらの商品があるお陰で現在の技術へと到っているのだから、ここは大目に見ていただきたい。
この価格帯でこれだけの仕様、結構楽しめる商品だと思う。
機動戦士Vガンダム 13<最終巻> [DVD]
未来に絶望したカガチ、まともであったために一番壊れてしまったカテジナ、
宿命として野望を抱かなくてはいけなかった凡人クロニクル、
もはや形骸化した連邦軍、責任を放棄し続けたウッソの父、
革命の為に子供を戦わせ続けたリガミリティアの老人たち、
戦いに引きずられた子供たち、
未来に希望を夢見るシャクティ、
その思いを受け歪に実現するサイキッカー(ニュータイプではない)たち、
そして、子供であるが故に絶望した大人たちと戦う力を持ち、
しかし子供だからこそ大人たちを救えないウッソ…
完璧な作品ではありません。むしろ綻びが目立つ。
しかし、その綻びから魂の悲鳴が聞こえるような作品だと思います。
絵画に例えれば美しい絵ではなく、岩佐又平衛やムンクを見たときのような…
この最終巻では彼らにそれぞれの結末が訪れます。
行き詰まり、停滞した時代にあがいた宇宙世紀最後の戦いをぜひ見てください。
セイワ(SEIWA) iPhone対応 DCチャージャー・シャア専用ザク 車載用充電器 GC25
この手の商品は夢が詰まってます。
商品が届くまでワクワクでした。
実際にシガーソケットに繋いで、赤く光った時には鳥肌もんです。
とてもアースノイドの造った商品とは思えません。
MG 1/100 LM312V04 Vガンダム Ver.Ka (機動戦士Vガンダム)
他のレビュアーの方も書いてある通り、保持力の弱さは幾分問題があるかと思います。が、しかしながら複雑怪奇な変形を可能にしつつ、このプロポーションを維持させたカトキ氏のデザイン力とバンダイの商品開発力は褒めてあげても良いでしょう。そもそも、プラモデルなのだから、パーツ数が多くて面倒臭いと言うのであれば、完成品をお求めになれば良いのでは?
選ぶのはユーザーですし、塗装派の人なら関節部も工夫して保持力を強化する筈ですし。
今のHGやRGの方がパーツが細かい上に良く動くので、このキットで根をあげてしまう方はRGは買わない事をオススメしますょ(-。-;
しかしながら、MGとうたいつつも一部シールによるカラー再現などは如何なものかと苦言を呈したいのも確かなので、あえて星3つとさせていただきました。
機動戦士Vガンダム〈1〉ウッソ・エヴィン (角川文庫)
実に、よい。この一言に尽きます。大人たちの無残さが極めて冷静に描かれている点で、社会人になった方には共感するところが大でありましょう。職に就かれる前の方には、現実への良質な、イメージトレーニングになることでしょう。
「現実の中で、正業に就き、努力を重ねられている方、切れそうな方、頑張りましょう! おかしくならないために・・・・・・・。」
こんなメッセージが聞こえてくるようなシリーズです。カルトと言われがちな富野作品ですが、このシリーズは、特に誤解を受けそうです。熟読玩味されることを、切にお勧めいたします。