スウィングガールズ スペシャル・エディション [DVD]
最初にDVDを、3回続けて見ました(音声チャンネルが3パターンあるので)面白いですねー 本編はもちろん、音声を変えてみると、監督の意図や裏話が聞けてとてもいいです。
ファースト&ラストコンサートDVDも、最高です。
スウィングガールズ スタンダード・エディション [DVD]
映画の出来としては、名作とは言えません。
演奏もとても上手とは言えません。
スイングガールズ達の中に私の知っている方は居ませんし。
でも、何故感動し心躍るのでしょうか・・・。
それはやはり、演奏をやらされている感が無く、心から愉しんで
演奏しているのが凄く解るからだと思う。
上手な超絶技巧を聞きたければプロのCDを聞けば良いんです。
「ジャズってやるほうも聞くほうも楽しければそれで良い、技術は
二の次」とある黒人ジャズミュージシャンが書いていた・・。
だからこれもジャズです。
見ていて自然と身体がスイングしてきますから・・・。
どうも日本のプロって上っ面しか見ずに、理屈を捏ね回す嫌いがあ
りますなぁ・・誰とは言いませんが。
スウィングガールズ プレミアム・エディション [DVD]
作りはまったく「ウォーターボーイズ」と一緒。「またこのパターンか」と言うなかれ。矢口監督のディテール作りの巧みさと、役者選びの目の確かさが本作でも生きています。方言を駆使したセリフはユニークで温かいし、メインキャラの5人のバランスが良くて可愛い。
面倒くさい話抜きのサラっとした展開と、突如降って湧くギャグ。なんと言っても面白かったのが、ちょっとコラージュちっくな「イノシシ格闘シーン」。このわざとチープな見せ方をしてるってところが粋です。バックにルイ・アームストロングを使ったのもスバラシイ。ナット・キングコールの「L.O.V.E.」に合わせたエンドロールも秀逸でした。
ツッコミどころは、挙げたらキリがないですが、それが楽しみのひとつだったりしてね。(笑) 「この映画の中では、そういうことになってるんです!」という、キッパリした開き直りぶりがむしろ清々しいばかりです。
このプレミアム・エディションには、メイキングと「ウォーターボーイズ」にもあった「ロケ地めぐりの旅」とか『弁当屋さんが何故遅れたのか』とかのサイドストーリーが付く特典1と、未公開映像満載260分以上に及ぶ映像特典2、それに、「144Pのブックレット」「お守りねずみマスコット」「切り出し本編フィルム」がついて8,232円(予約20%オフ)は、私は高いとは思いません。
スウィングガールズ ファースト&ラスト コンサート [DVD]
知りすぎるとよくないことって、いろいろありませんか。ボクにとってこのSGフースト&ラストコンサートは、見ない方がよかったDVDでした。
本編作品は、日本のコメディ映画の歴史に残る傑作です。DVDで何度でも観て、ガールズたちの表情ひとつひとつを楽しみたいと思っています。しかし、こちらのコンサートは、はっきり言って彼女たちの自己満足の世界です。つまり、その体験を共有した者だけが感動でき、達成感を味わえるものなのです。それは側から観ている者には、到底たどり着けない世界なのですね。
ですから、メンバー紹介の下手なコメントは何回も観たいとは思いませんし、ガールズの妙な乗りにもついていけなせん。
ガールズたちの別の一面が見えてよいとも思いますが、ボクはかえって映画人物のイメージが変わってしまいよくなかったです。
そしてやはり、関口がいなかったのが残念でした(^_^;)