
會議は踊る《ドイツ語完全版》【字幕版】 [VHS]
まあ何とお久し振りでリリアン・ハーヴェイの「会議は踊る」を見ることでしょう!
戦前ドイツのウーファ映画華やかなりし頃の「会議は踊る」。懐かしいですねえ。ウィーン会議に参集した欧州諸国の代表者たち、その中でひときわ素敵なロシアのツァーリ・アレクサンドルとウィーンの売り子嬢との、ほんのひとときの淡い恋物語。ヴィラへ招かれて馬車に乗ったリリアン・ハーヴェイが歌う「ただひとたび」の歌。当時まだ少女だった私はドイツ語の歌詞が分からないので、日本語版のレコードを買ってもらったのを覚えています。
今見直してみると、時代考証などは全くいい加減なものですが、「シンデレラ物語」はいつの世にも庶民の夢なので御座いますね。まだ御覧になっていない方々も是非とも一度御覧遊ばせ。

未完成交響楽 [DVD]
助教師であるシューベルトは、子どもたちに黒板を使って、算数の九九を教えています。
1×1=1、1×2=2、……。突然、拍子とト音記号を書いて、音符を並べます。
ゲーテの「野ばら」の詩にメロディーを付けて行きます。
口ずさむシューベルト。いつしか子どもたちも声を合わせて斉唱し始めます。
うたが生まれる瞬間です。

會議は踊る【淀川長治解説映像付き】 [DVD]
テレビの映画音楽特集で紹介されていたので、興味があって買いました。古い作品のせいか、画質や音質の劣化は否めませんが、下手にリマスターするより、経年をそのまま感じられるので、このレトロな味わいもなかなか良いと思います。
内容については、オペラ映画とミュージカル映画の区分けは分かりませんが、絢爛、ときめきといった点で、台詞こそ歌ではありませんが、音楽は2、3曲程度ですが、これはもうミュージカル映画と言っても良いでしょう。また、特典の淀川長治さんの、音楽のリズムを取りながらの、こういう楽しい解説は初めて観ました。
見どころの手袋売りの娘が、ロシア皇帝の城へ馬車で向かう約4分間のシーン。ここを観られただけでこのDVDは買い得でした。他にも群衆での踊りや歌のシーンもあり、当時としてはかなり大掛かりな撮影だったように感じます。戦争の痛みは辛いけど、恋の痛みはいくつあっても良いと思えるような、こんな平和な時代があったのだなと思える美しい映画でした。

会議は踊る~美しきウィーンのし
映画の「会議は踊る」を幼いころに観て以来、主題歌の「ただ一度」が本当に好きで、サントラ盤以外の音楽を探していました。収録曲がすべて明るく楽しいアレンジで、朝起きたとき、休みの日などに聴くと気分が明るくなります。軽やかなドイツ語も新鮮ですよ。