71全日本フォークジャンボリーライブ第一集<中津川椛ノ湖 人間開放72時間>
中津川で行なわれた第3回全日本フォーク・ジャンボリーは、青春の大切な一片。
当時、僕は中学1年生。ラジオの深夜番組は、この話で持ちきりでした。
家にあったギターを引っぱりだし、コードなどをしらないままに、ボロンボロンとならしながら、彼らの妙(?)な歌をまねていました。
遠藤賢司の「カレーライス」は、覚えやすいタイトル。しかもカレーは好きでしたから、よく歌っていました。
「教訓'T」「生活の柄」は、名曲です。ギターをどのように弾くのか知らなかった時期。ギターが、オーケストラ以上の物に聴こえていました。
「人間なんて」の絶叫は、中学1年の僕には、余り意味がわかりませんでしたが、今でもこのCDを聴くと、当時の雰囲気が甦ってきます。
感動と躍動を与えてくれたこのCDは、フォークの歴史的財産といえそうです。
1972春一番
1972年5月6、7日 大阪天王寺野外音楽堂
[Disc1]
(1)春一番/西岡恭蔵
(2)かわいいあの子に/グループありちゃん
(3)分かっとくれ/ブードゥチャイル
(4)ももんが/ブードゥチャイル
(5)食卓/田中ケンジ
(6)30パーセント/田中ケンジ
(7)僕が行ってしまったら/田中ケンジ
(8)作詩術/田中ケンジ
(9)その指どけてよ/田中ケンジ
(10)インスタントコーヒーラグ/田中ケンジ
[Disc2]
(1)あたいの話/ダッチャ
(2)微笑を浮かべて/ダッチャ
(3)さびしき東通り/貧°苦
(4)ミネルヴァのふくろう/貧°苦
(5)1970年12月某日某喫茶店にて/貧°苦
(6)位置をかえて座ってみても/いとうたかお
(7)あしたはきっと/いとうたかお
(8)かたつむり/いとうたかお
(9)19才/いとうたかお
(10)雨やどり/いとうたかお
[Disc3]
(1)君はきっと/ザ・ディランII
(2)僕の街/ザ・ディランII
(3)ガムをかんで/ザ・ディランII
(4)その時/ザ・ディランII
(5)プカプカ/ザ・ディランII
(6)空はふきげん/金延幸子
(7)貧乏/はっぴいえんど
(8)はいからはくち/はっぴいえんど
[Disc4]
(1)ひまつぶし/律とイサト
(2)朝帰り/律とイサト
(3)ひがみ/律とイサト
(4)のんだくれ女/律とイサト
(5)かなしいね/律とイサト
(6)あの娘にあいに/律とイサト
(7)系図/中川五郎
(8)今はこんなに元気でも/中川五郎
(9)ミスター・ボージャングル/中川五郎
(10)俺とボギー・マギー/中川五郎
[Disc5]
(1)お早う眠り猫君/ごまのはえ
(2)まにあってます/ごまのはえ
(3)語呂合わせ/ごまのはえ
(4)しゃべりたいなあ/ごまのはえ
(5)留子ちゃんたら/ごまのはえ
(6)前へ上へ/乱魔堂
(7)出発/乱魔堂
(8)何のために/乱魔堂
(9)チェッ/乱魔堂
[Disc6]
(1)青い空の日/シバ
(2)夜汽車にのって/シバ
(3)もぐらの唄/シバ
(4)不眠症/シバ
(5)交叉点/シバ
(6)ミッドナイト・スペシャル/シバ
(7)カラス/小坂忠とフォージョーハーフ
(8)どろんこまつり/小坂忠とフォージョーハーフ
(9)機関車/小坂忠とフォージョーハーフ
(10)庭はポカポカ/小坂忠とフォージョーハーフ
(11)ありがとう/小坂忠とフォージョーハーフ
[Disc7]
(1)追伸/友部正人
(2)君がほしい/友部正人
(3)乾杯/友部正人
(4)もう春だね/友部正人
(5)一本道/友部正人
(6)まちは裸ですわりこんでいる/友部正人
[Disc8]
(1)冬のサナトリウム/あがた森魚
(2)赤色エレジー/あがた森魚
(3)君はハートのクイーンだよ/あがた森魚
(4)大道芸人/あがた森魚
(5)こうもりが飛ぶよ/はちみつぱい
(6)土手の向うに/はちみつぱい
(7)塀の上で/はちみつぱい
(8)たばこ路地/はちみつぱい
[Disc9]
(1)自転車に乗って/高田渡
(2)白い家/加川良
(3)かみしばい/岩井宏
(4)あしたはきっと/高田渡、加川良、岩井宏
(5)系図/高田渡
(6)寝図美よこれが太平洋だ/遠藤賢司
(7)結婚しようよ/遠藤賢司
(8)カレーライス/遠藤賢司
(9)満足できるかな/遠藤賢司
[Disc10]
(1)吉祥寺ブルース/武蔵野たんぽぽ団
(2)長屋の路地に/武蔵野たんぽぽ団
(3)もしも/武蔵野たんぽぽ団
(4)ミッドナイト・スペシャル/武蔵野たんぽぽ団
(5)淋しい気持で/武蔵野たんぽぽ団
(6)朝/若林純夫
(7)あしたはきっと/武蔵野たんぽぽ団
(8)Car Car/武蔵野たんぽぽ団
武蔵野タンポポ団の伝説
僕は、リアルタイムで彼ら(高田渡、シバ、若林純夫等)の音楽に接していた世代ではないのですが(このCDのオリジナルのLPが出たとき、僕はまだ生まれていません)、タンポポ団の音楽を聴くと、そのころの時代になにか、決して単なるノスタルジーではない、懐かしさのようなものを感じます。ちなみに僕は、高田渡がヴォーカルをとっている「長屋の路地」が一番好きです。あと、ライナーで、「ジャグバンド」が「ジャズバンド」となっているのは許してあげましょう。
武蔵野タンポポ団 BOX
レコードは持っていたので内容はよく知っており、「価格も安いしまあ買っておこうか」というくらいの気持で購入したのですが、CDで聴くとこんなに違うものかと思うぐらいずっといいです。
武蔵野タンポポ団の伝説(紙ジャケット仕様)
「いせや」が吉祥寺の表の代表なら、裏の代表は「ぐあらん堂」
であります。フォーク&ロックのライブハウスの草分け
でしょう。西荻にロフトが誕生する以前からありました。
鰹節がかかった茶づけ風ご飯「猫まんま」で腹を満たし
シバ氏のライブを聞いたものです。
たんぽぽ団の基地です。そう広くない店内では全員での
セッションはかないませんが、もともと「ぐあらん堂」で
ステージに立つ面々が、その場のメンツでやってたわけで
トータルで登場したのは、この中津川ぐらいでは、、
そういうわけで貴重な一枚であります。