続・僕たちの洋楽ヒットVol.1
エデンの東は下手なピアノ協奏曲より精神が浄化されます。また、タミーもきれいなメロディーでお薦めできます。 時代を越えて愛される曲が入ってます。 音はいまひとつですが内容が優れてます。
Rave on Buddy Holly
本作は、2011年発売のバディ・ホリーのトリビュートアルバム『RAVE ON BUDDY HOLLY(輸入盤)』です(SHM-CD仕様による国内盤もあります)。
参加アーティストは、ポール・マッカートニー、フィオナ・アップル、パティ・スミス、ルー・リード、グラハム・ナッシュほか、そうそうたる顔ぶれ。手抜きのない、クオリティの高い仕上がりに満足です。
曲目および参加アーティストは以下の通り。
1. Dearest - The Black Keys
2. Everday - Fiona Apple & Jon Brion
3. I'ts So Easy - Paul McCartney
4. Not Fade Away - Florence + The Machine
5. (You're So Square) Baby, I Don't Care - Cee Lo Green
6. Crying, Wating, Hoping - Karen Elson
7. Rave On - Julian Casablancas
8. I'm Gonna Love You Too - Jenny O.
9. Maby Baby - Justin Townes Earle
10. Oh Boy! - She & Him
11. Changing All Those Changes - Nick Lowe
12. Words of Love - Patti Smith
13. True Love Ways - My Morning Jacket
14. That'll Be The Day - Modest Mouse
15. Well All Right - Kid Rock
16. Heartbeat - The Detroit Cobras
17. Peggy Sue - Lou Reed
18. Peggy Sue Got Married - John Doe
19. Raining In My Heart - Graham Nash
内容は、まず冒頭のザ・ブラック・キーズによる、渋い『Dearest』からして、もうすでに素晴らしいのですが、
私の主な購入目的だった3曲目、ポール・マッカートニーの『It's So Easy』が、とにかく力強くて、ヘヴィーなアレンジで良かった。
スタジオ録音とは思えぬほど熱気をはらんだ演奏で、もう60代も終わりに差しかからん年頃であるはずのポールの、ハイテンションな、貫禄の、今が絶好調とばかりの歌唱を聴くことができます(これだけ聴いても元気がでると保証できます)。
ほかにも2曲目、フィオナ・アップルとジョン・ブリオンのデュエットによる素直な『Everyday』、カレン・エルソンの可愛いらしい『Crying, Wating, Hoping』、She & Him による透き通った歌声の『Oh Boy!』など、それぞれが素晴らしく、気に入りました。
全体として、オリジナルに近いアレンジのものもあれば(たとえば Everyday、Maybe Baby、True Love Ways など)、かなり、それぞれのアーティストの個性が出ているもの(Words of Love、That'll Be The Day、Peggy Sue など)もあります。
だから、トリビュートアルバムを聴く醍醐味であるところの<彩り>という点では、むろん楽しむことも出来ますが、しかし一方で、全体にレトロな雰囲気を残すことも忘れない、まとまった1枚であるとも言えます。
バディ・ホリー好きの方はもちろん、誰か注目しているアーティストが1人でも参加しているという方なら、どなたでも楽しめる仕上がりだと思います。
(ここからは私見ですが、)あえて不満な点を申すなら、僕が好きなバディ・ホリー・ナンバーである『You've Got Love』『Listen To Me』が入っていないこと。
そんなにメジャーじゃないのか、偶然もれたのか、わかりませんが、予めわかっていたこととは言え、すこし残念でした。
そして音楽そのものに(それこそオリジナルのバディのような)<温かみ>が感じられぬこと。
しかし、これは現代のほとんどの音楽に僕が感じていることなので、今更どうのこうの言いません(ポールは温かいですよ。温かいをこえて「熱い」です)。
いずれにせよ質の高い仕上がりなので、星5つ、おすすめです。
アメリカン・グラフィティ ― オリジナル・サウンドトラック
アメリカングラフィティは1973年の作品で青春映画の決定版「アメリカングラフィティ」に登場したオールディーズの名曲ばかりが完全収録されています。
映画の監督はジョージー・ルーカスで、あの「スターウォーズ」の監督でもあります。
「アメリカングラフィティ」の見所は・・・
このCDを先にするも良し、DVDで観てからでも良し・・・
私はどちらでもお勧めしたい作品です!
グッデイズ~ロックンロール50
エルヴェス・プレスリーを筆頭に、ビル・ヘイリーと彼のコメッツ、チャック・ベリー、リトル・リチャード、バディ・ホリーなどまさにロックンロールの有名人たちが一挙に入っているとゆえるベスト版。いままでロックンロールに興味のあった人はもちろん、ロックンロールの初心者にも最適な一枚。しかも2枚組みで全50曲というボリュームもうれしいところ。
しかし個人的に不満点を上げるなら「ブルー・スエード・シューズ」で有名で、ビートルズも何曲かカバーしているカール・パーキンスや「ビー・バップ・ア・ルーラ」で有名なジーン・ヴィンセントなどの、ロカビリーシンガーが入っていないのが残念。しかしそれでもロックンロール好きなら、かって損なしと思える1枚。
ザ・ディフィニティヴ・ストーリー [DVD]
DVDとCD各1枚ずつ。DVDはバディの音楽人生を関連者のインタビューで辿っていく内容。当たり前だけどみんな年取ったなあという印象。ビルグリッグス氏のライナーの日付が2004年秋だから、最近の撮影?「リアル~」とは違う内容。ペギースーがマリアエレナにバディが残したペギースーガットマリードを聞かされるくだりはちょっと涙もの。あとエドサリバンショーのライブ3つ、ジュークボックスといって14曲から選択、ポスターや写真を背景に曲が流れるといったオマケつき。CDは20曲。バディホリーマニアなら是非買いの1品です。