ジーン・シモンズ
KISSの4人のソロの中で、このアルバムほど音楽的に多彩で娯楽性に富んだものはない。単なるハードロックバンドのメンバーのソロとは思えない非常に音楽性が豊かな作品。
KISSでも演奏されたtrk1はKISSのイメージ通りだが、たとえば後にアンプラグドでセレクトされ、改めてその曲の良さが再評価されたロマンティックなtrk3、最後のtrk11に至ってはディズニーのあの超有名なスタンダード曲であり、もうここにはKISSのジーンから連想できる曲はない。
で、何もジーンはリスナーを裏切ろうとギミックを使ったわけではなく、これだけ幅広い音楽的バックグラウンドを持っていた、ということだろう。なかなかに聴き所が多いアルバムだ。
Unmasked
外部のライターを起用しているせいもあり、かなり柔らかめに
仕上がっています。KISSのエッジが効いたところが好きという
方には、少々向いていないでしょう。
アートワークならびにメンバーリストにピーターがクレジット
されていますが、ピーターは基本的このアルバム製作には
参加していません。(ドラムを叩いているのはセッションメンバー)
個人的なお勧めは、1.IS THAT YOU?、2.SHANDI(ALIVEIVにも収録)、
4.NAKED CITY。
特に4はジーンの歌い方が非常に印象的です。
ジーンの曲は基本ダーク系が多いですが、このアルバム自体ダークな
イメージは無く、ポップでキャッチーな曲を歌わせても様になる
ジーンの偉大さをあらためて認識しました。
Dynasty
1曲目、当時のディスコブームに乗っかったなんて昔からのコアなファンの皆様には一部不評も買った記憶もありますが、何といってもこれで真のビッグネームになったことは厳然とした事実!他の収録曲もそうですが、キャッチーないい曲が多いと思います。
ストーンズのカヴァーとなる2曲目、後に続く3曲目なんかちょっと切なくて私は大好き。アンプラグドでもやってましたし、彼らのお気に入りでもある気がします。4曲目もストレート、5曲目もやや新しい試みが感じられるし、これまた切なく盛り上がる6曲目、シカケもある7曲目、新しいコーラスワークも心地よい7曲目、ドギツくない8曲目、一気に聴けるいい曲ばかり。
トータル的なコンセプト、というよりも当時80年代に向けて大きな音楽のムーヴメントが変わりつつある中で、よりバンドとしての飛躍を求めたある意味で実験的な好盤だと思います。確か、この後少し休養期間があったような記憶もありますが、一応、これまでの凝り固まった部分を整理すべく自然と時代を意識した流れになっているとは思います。コアなファンの間ではそれ程の評価はないと思いますが、私を洋楽に導いてくれた貴重な作品、聴きやすさとしてはこれはオススメできると思います(当時の背景が分かる前提かな?)。
デトロイト・メタル・シティ スペシャル・エディション [DVD]
映画館で声を出して笑ってしまったDMCのDVDが遂に出た♪
私は他の映画を見たときの宣伝でDMCの予告を見て、見ることを
決めました。
原作の漫画は知りませんでした。
カメレオン俳優の松ケンが、白塗りになってる!!!(笑)という
インパクトの強さに「見たい」と思いました。
原作を知らなかったからなのか、とっても純粋に楽しめました。
本当に面白かった!
松ケンの役のハマりようは凄い!
クラウザーさんの声は本人なの?って位違って聞こえました。
そして、その後に漫画を全巻揃えて、アニメDVDを見たりと
DMCにハマってしまいました♪
原作と違うとか言う人も居るかもだけど、私はこの映画だったから、
原作を知りたいと思いました。
人それぞれ意見はあると思いますが、私は映画DMCが大好きです!
KISS AND MAKE‐UP―ジーン・シモンズ自伝
私は「KISS」の音楽しか聴いたことがありませんでした。特にジーンシモンズがお気に入りというわけではなかったのですが、読むと「KISS」自体にすごく興味が湧き、今までよりも更に興味深くCDを楽しむことができるようになりました。ただ単に奇をてらったバンドではなかったのですね・・・(^^; バンドとしての浮き沈みも克明に書いてあり、その裏で何が起こっていたかも私たちには初めて知る事実であり、読んでいる途中でやめる事ができなくなる1冊です。