レディー・ガガ ザ・ストーリー [DVD]
マドンナと比べられていることなど、その話しちゃっていいの!?ということまで語られています。
ファンへのサインや一緒に写真撮っているシーンが多く、ファンを大事にする人なんだなあと好感が上がりました。
デビュー前の映像を見るとふっくらした体型してますが、たぶん最近であろう映像ではものすごく痩せていて、少し心配になってしまいました。
恋人と川辺にいるプライベート映像にはニヤついちゃいました。これ、めちゃ貴重じゃないですか!?
出てくる衣装や髪型は本当芸術としか言い様がありません。レディー・ガガが気になっているって方におすすめします。
ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫)
上中下巻、おもしろくて一気に読みました。
下巻もスピーディーに展開します。
最後の礼拝堂での謎のあたりは、謎の大きさの割には、
謎を解いた後主人公たちが淡々としている気がします。
ことの重大さぐあいが、あれ?こんなもの?と思ってしまいました。
最後のオチはうまいなぁと感心しました。
レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)
本書を読む前に以下の本を再読した。
「緊急報告 グリコ・森永事件」、「闇に消えた怪人 グリコ・森永事件の真相」。「緊急報告――」は文字通りグリコ・森永事件の表面的事象を、新聞記事より詳細に書かれてあり、事件の何たるかはこれを読めば判るようになっている。「闇に消えた怪人――」は事件の真相を著者なりに追いかけており、一応読み応えがあった。
本書は云うまでもなくグリコ・森永事件から発想を得ているが、舞台は東京で合田警部補が登場する。「照柿」以来だ。
いつもながら高村の圧倒的筆力には感嘆させられるが、かなり改訂しているのか、単行本で読んだ印象と較べると、この文庫版はやや硬さが取れ読み易くなっている。
冒頭から、被差別部落、日共等々の言葉が羅列され、これは一体何なんだと思わせ、次に競馬場、そこに集まる個々の人物を描写していく。
薬局の老主人、現役刑事、在日の信用金庫の職員、旋盤工、トラック運転手、そのトラック運転手には障害をもった娘(レディ)がいて、競馬のファンなのでいつも連れてくる。
やがて、これらの人物がとてつもない企てを起こす。「レディ・ジョーカー」と名乗って、大企業・日之出ビールの社長を拉致・監禁するのだ。
そして解放した後、ビールを人質にとって20億円を要求する。警察、新聞記者、仕手集団、総会屋、右翼、政治家等々を巻き込み、風呂敷をどんどん広げていくのだが、構成が見事なのと緻密な描写でリアル感があり、自然と収斂されていく。
ともあれ、私自身の熱い思い入れはあるものの、本書は日本ミステリー史上に燦然と輝く作品である事は論を俟たないだろう。