ベスト・オブ・クインシー・ジョーンズ
1枚目はスイーツなブラジリアンウェディングソングから始まり、マイケルの名曲「ROCK WITH YOU」をブランディーがカバーしたキャッチーな曲まで。
2枚目はR.KELLYにアイズレー他、豪華な面子のヘヴンズガールがクライマックス。
マイケルの曲もあり、クインシーの素晴らしい楽曲が全て入っている極上の一枚。
(いや、2枚か...。)
いつの時代でも聞ける名盤です。
AKG オープンエアヘッドフォン Q701GREEN Q701GRN
他のQ701にも同じレビューを書いています(色が違うだけなので)
このヘッドフォンは非常に能率が低いので しっかりとしたヘッドフォンアンプで鳴らしてやる必要があります。
ipodやWALKMANでは蚊が鳴く程度の音しか出ません(そもそも外で使うヘッドフォンではありませんので)
また安いCDプレーヤーのヘッドフォン端子でも このQ701の性能を発揮出来ません。 その事を考慮して お使い下さい。
少し前までラックスマンのDA-200を使っていましたが それでも駆動力不足でした。
このヘッドフォン、価格から考えれば すばらしいポテンシャルを持っています。
低音が出ない、音がいまいち、音が小さいとの意見がありますが 駆動力不足のアンプで鳴らしているのではないかと思います。
駆動力のあるアンプを使えは 実に堂々とした鳴りっぷりです。 低音を強調するヘッドフォンではありませんがバランス的には
良いと思います、それに 細かい音が低音に埋もれる事無くハッキリと聴こえスピード感がある引き締まったキレのある低音です。
私はこの低音も大好きです。
一本筋が通った しっかりとした描写も鮮やかです。 そして最大の魅力はスッキリと伸びる 美しい高音。
これぞAKGの音です!すばらしい。
長時間の装着でも疲れません。昔は一万円程度のヘッドフォンを何度も買い換えていました。
それらのヘッドフォンはキレの悪い低音がやたらと強調されていて また装着感も悪く10分聴いたら疲れました。
もっと早くAKGに出会っていたら良かった。
今はスピーカーで音楽を聴くよりQ701で聴くほうが心地よいのです。
このQ701 鳴らしにくいヘッドフォンかもしれませんが いいヘッドフォンです。
We Are The World DVD+CD
2005年くらいに20周年記念に発売されていたものが、今回25周年記念として(リイシュー)再発売されたのがこれです。
おそらく、マイケルの死により「WE ARE THE WORLD」のCDの需要が大幅に増えたことに対する処置だと考えられます。
前回のものと比較するとジャケットの色やDVD、CDの表面が変わっています。
DVDには前回と違い日本語字幕がついています。
貴重な感じがしたので、今回も買ってしまいました。
「WE ARE THE WORLD」が収録されたCDはあまりないので、買っても後悔しないと思いますよ。
ちなみに、ハイチのために新しく録音された「We Are The World For Haiti」はiTunesでのダウンロード販売のみなのでCD化されてません。
また、スペイン語バージョンの「We Are The World」である「Somos El Mundo Por Haiti」が新たに作られました。
これもCD化されてませんが、インターネットの動画サイトで聴くことができます。
We Are The World ザ・ストーリー・ビハインド・ザ・ソング 20th アニヴァーサリー・スペシャル・エディション [DVD]
アメリカにおけるビッグネームのアーティスト達によるチャリティーソングでありその作品の内容は言うまでもないですが、自分自身としては見所はハリー・べラフォンテのナレーションによる「USAForAFRICA」のドキュメンタリーです。
アフリカの貧困と同時にアメリカの貧困も冷静かつ長期的な計画を基に様々な経過を経て支援する場面は「募金をいかにどう有効に使うか」という原点が見えます。
洋楽通じゃない方でもぜひ見ていただきたいDVDです。
クインシー・ジョーンズ自叙伝
圧倒的なきらめきをもった魅力的な自伝だ。恋多きやんちゃな悪ガキ、博覧強記と先見の明、圧倒的な量と質の作曲・編曲とプロデューサー・ビジネスマンとして膨大な雑務をこなす情熱・忍耐力・寛容さ、そして家族や友人への愛情深さ。それらと切り離せない、幼少時からの母をめぐる深い心の傷、黒人差別。こうした彼のパーソナリティの魅力と、めまぐるしく変化する社会にあってローティーンの頃から「音楽の送り手」たらんと疾走してきた人生の密度の高さで、一気に読ませる。
エピソードとしては、パリのレーベルでの音楽監督としての活躍、作曲修行(女性作曲家ナディア・ブーランジェに師事)、そしてビッグバンドとその家族(犬まで!)を率いてのヨーロッパ地獄のドサまわりが印象的だった。これがまだ20代半ばのことなのだ。ジャズがアメリカの片田舎からヨーロッパにまで彼を導き、広い視野が培われていった。
マイケル・ジャクソンとの出会いは、神の采配といいたくなる。R&Bのボーダーを超えたポップで洗練されたグルーヴの創造は、このふたりの強烈な化学反応があってこそだろう。クインシーは、ひたむきで情熱的で才能に溢れたマイケルに、若き日の自分を重ねたに違いない。息子のように慈しみ手塩にかけて、マイケルを前人未踏の境地にまで押し上げた。その後少し距離はできたが、二人の絆は特別だった。
絶妙なバランス感覚と柔軟な視点。遊び心と高いプロ意識。「ジャズは自由であり、想像であり、すぐさま転換できるもの、民主的で、しなやかな視点そのものだ。このジャズのすべてが、ビジネスマンとしての私を形成し、自分自身や人との関わり方に大きな影響を与えた」(332頁)。分野を問わず、創造的な仕事をめざすプロフェッショナルたちにすすめたい。