或る夜の出来事 [VHS]
富豪の一人娘エリーは、恋人と勝手に婚約を交わしたことで父親と大ゲンカ。その勢いで乗っていた豪華船から脱走し、ニューヨーク行きのバスに乗り込んだ。そのバスで失業中の新聞記者ピーターと知り合ったエリーは、ひょんなことから彼と2人でニューヨークを目指すことに。・・・
勝気でわがままな令嬢と、ちょっぴり皮肉屋だけどスマートで包容力のある新聞記者との出会い。最初は反目しあっていた2人が、一緒に旅を続ける中でだんだん惹かれあっていく展開は実に微笑ましい限りです。この作品はまさしく「元祖ラブコメ」的存在で、カップルのコミカルなやり取りは現在にも引き継がれているわけですが、この作品には簡単に真似させないポイントがあるように思います。それは「粋」だということ。令嬢が思わぬ特技?を披露するヒッチハイクや「ジェリコの壁」など、色気を感じさせる場面の表現が実に洒落ていて上手いんです。
個人的には、エリーの性格が最後まで変わらずじまいだったというのが気になりますが、裏を返せばエリーに真実の愛を気づかせてくれたのが、意外な人物だったというのもこの物語のいい所かも。1934年の作品でありながら全く古さを感じさせない、お洒落で粋なラブコメディーです。
或る夜の出来事 [VHS]
富豪の一人娘エリーは、恋人と勝手に婚約を交わしたことで父親と大ゲンカ。その勢いで乗っていた豪華船から脱走し、ニューヨーク行きのバスに乗り込んだ。そのバスで失業中の新聞記者ピーターと知り合ったエリーは、ひょんなことから彼と2人でニューヨークを目指すことに。・・・
勝気でわがままな令嬢と、ちょっぴり皮肉屋だけどスマートで包容力のある新聞記者との出会い。最初は反目しあっていた2人が、一緒に旅を続ける中でだんだん惹かれあっていく展開は実に微笑ましい限りです。この作品はまさしく「元祖ラブコメ」的存在で、カップルのコミカルなやり取りは現在にも引き継がれているわけですが、この作品には簡単に真似させないポイントがあるように思います。それは「粋」だということ。令嬢が思わぬ特技?を披露するヒッチハイクや「ジェリコの壁」など、色気を感じさせる場面の表現が実に洒落ていて上手いんです。
個人的には、エリーのわがままな性格が最後まで変わらずじまいだったというのが気になりますが、裏を返せばエリーに真実の愛を気づかせてくれたのが、意外な人物だったというのもこの物語のいい所かも。1934年の作品でありながら全く古さを感じさせない、お洒落で粋なラブコメディーです。
60’s ビート・ガールズ・コレクション : GSエイジのマドンナたち
小畑ミキさん可愛すぎます♪そして大原麗子など当時のステキスタア達の今はないアイドルソングにやられました。知ってる曲は殆どありませんでしたが、全曲キュートなので何回聞いても飽きないです。当時の歌謡曲の雰囲気も味わえ、今にはない歌詞・メロディがステキです。
昭和60年代好きな人にはマスト!かな?と思います。オススメです。
或る夜の出来事 [DVD]
ラブコメディだが、今の米作品に比べ、ほのぼのした、雰囲気があり、粋な人もいる。古き良き、アメリカとその時代に生きる人々と言うところだ。 バス内で、興がのり、皆知らぬどうしで唄を歌いだしたり、踊ったり、またヒッチハイクのシーンは今でも語り草だ。ゲーブル演じる記者ピーターが、自慢気に車を止められると言い、結果はことごとく失敗するシーンは、何度観ても爆笑だ。またピーターが、スクランブルエッグを作るシーン、コルベール演じる、アンドリュース嬢が、シャワーを済ませ、歩いて来た姿を確認してから、卵を割る、温かいのを出そうとの配慮なのかその細やかさが素晴らしく、愛しい。食事シーンでの、ドーナツの浸しかたのレクチャーをする、ピーター。 一つの卵を二人で分け食べる。今の米映画では少なくなったシーンと言える。頑固で調子が良く、いつもお金にピーピーしているが、バイタリティやユーモアがあり、女性には強引で、やや乱暴な態度もするが、そんな裏で、気遣いを見せる、ピーターは、もう完璧!な設定と言える。 この映画は、ひとつひとつのシーンが全て輝いている。 ゲーブルは、コメディは出演は少ないが、素晴らしいコメディセンスだったと思う。 もっとコメディに出演するべきだったと思う。作品は、演出もユーモア、ウィットに富み、温かい。ラストで男女が晴れて夫婦になったシーンも直接キスする、抱きしめるなどの芝居で見せず、お互いを仕切っていた毛布を、とる事で表現した。最初から最後まで、ひとつにつながっている作品だ。 この上質なラブコメディに匹敵する作品は未だにないと言っても過言ではないだろう。