Kiss of Fire
最近春抱きのファンになったので、オークションでの購入や中古商品の購入も考えましたが、ちと手が出しにくいお値段で。
アメリカでの販売があったなんてことも知らず、こちらでも和書ばかり見ていたので、見つけたときは感激しました。
他の方のレビューを読んで、和書版と内容的にも差がないと確認できたので購入。
オークションなどよりずっと安く、しかも新品が手に入り大満足です。
春を抱いていた(8)
BLというよりはもうヒューマンドラマのような、恋愛より仕事にシフトし始めている大人の男性二人の物語です。
1枚目は、原作にほぼ忠実な、映画撮影のはなし。
大人になっていくのにかわいらしさを持つ香藤と、男として凛とした強さと、繊細さを備え持つ岩城を
三木さんと森川さんがしっかり演じています。
ゲストとしては関俊彦さんが往生、ひょうひょうとした役をさらりと演じています。
2枚目はオリジナルストーリー。
森久保祥太郎さんが登場します。存在感と情念の表現は凄まじいです。
3枚目は朗読劇2本とすこしインストゥルメンタルと、・・・・・最後の最後でフリートークが来ます。
さすがの8本目、息があった主役お二人と、
特に2枚目の生き生きとした情景が浮かぶ京都の表現など、相変わらず背景音楽に厚みがあり、
全部で数時間かかりますが聴きごたえ満点の曲です。
もう続編はさすがにないのかな…でも、伏線を張ったままの人間関係もまだ原作にもあるので、続編を切に希望します。
春を抱いていた1と比べて、二人の関係がここまで進化したのかと聴き比べてほしい。
大おススメです。
冬の蝉 第三巻~東京悲話~ 【通常版】 [DVD]
怒涛の完結編「冬の蝉」第3部は原作では描かれなかった場面もあり、動画ならではの動きの美しさに圧倒されます。封入特典として作中で秋月がしたためた「遺書」が入っていますが、書き方といい、巻紙の折り方といい、きちんと作法を守っている凝り様に驚きました。別の特典は秋月と草加それぞれの刀の鍔のミニチュアアクセサリーがチェーン付きで入っています。とにかくお勧めです!!
冬の蝉 第一巻 (初回限定版) ‾江戸恋唄‾ [DVD]
文句ナシ、感動に浸れる作品。
原作が名作なだけに別メディアになることの不安があったが、第一巻を観てそれは払拭された。
原作の連載から数年経った今、原作やドラマCDでは描ききれなかったシーンが美しい映像で見られる喜びは大きい。
動いている画、しかも原作者が直接描いたわけではない以上、原作の絵との比較をするのは違う気がする。
むしろアニメーターによる何通りかの秋月、草加の絵が見られるという気持ちで観たい。
秋月の類まれな凛とした美しさ、草加の情熱的でひたむきな潔さが、
原作のイメージを損なわない美しさで描かれており感動。
それにも増して背景の美しさもこのドラマの細やかな叙情を表出。
江戸で逢瀬を楽しむ二人のシーンが丁寧に描けていることで、
二人が徐々に恋におちていく必然性が十分伝わる。加筆したシナリオの流れもいい。
ドラマCDから数年経った今、再演する難しさを難なく乗り越えた
森川(秋月)、三木(草加)、森久保(相沢)の演技が絶品。相沢はドラマCDの時よりも台詞の説得力がある。
限定版には声優の収録後インタビューが入っていて楽しかった。
エンディング映像に流れる森川智之(岩城京介)が歌うテーマ曲「冬の蝉」は堪らない。
川に笹舟を浮かべる秋月が振り返って草加に微笑む無邪気さ、それを見つめる草加の笑顔のスローモーション…。
このDVDを観る人のほとんどは原作を知っているはずなので、
ラストシーンを想像すると、このシーンにはこみ上げてくるものがあるはず。