けいおん!アンソロジーコミック (3) (まんがタイムKRコミックス)
『けいおん!』アンソロジーの第三巻。
本巻は旧作とは異なり、大分寄稿者に統一感が出ており、一個の単行本のような仕上がりになっている。
(その反面、寄稿者の個性は薄れているとは言えるけれども)
内容も、登場人物への贔屓らしい偏りがないため、安心して読める内容となっている。
なお、特別編として、他誌の企画で行われた短編集も収録されており、その意味でも貴重と言えるだろう。
フルカラーではなくなっているのが残念だが、ファンなら押さえておきたい内容である。
彼女のひとりぐらし 1 (バーズコミックスデラックス)
一人暮らしのだらしない日常に共感できる漫画です。
ただ、今までの玉城勉強作品のようなエログロ暴力残酷描写は、今のところないので、そういったものを期待される方は、肩すかしを喰うかもしれません。
OKU 鍋蓋スタンド パープル
色によって金額が日々変わってるようなのでこだわりが無い方は、金額をチェックしたほうがいいかもです。キッチンが狭く、鍋の蓋の置き場に毎日困っていたので買ってみましたが、今はほとんど使わず、レンジフードにくっついているだけの存在に・・・。でも悪いわけではなく、さいばしや他のものも置けますし、洗いやすいし、しまう場所にも困らないし。ただ鍋の蓋が置きづらいのです。でも使えばやや広くスペースができるかなと。はっきりいい悪い言えず申し訳ないのですが、そんな商品です。
東京赤ずきん 4 (バーズコミックス)
玉置勉強はそのスジじゃかなり知られたエロ漫画家。
その作者が世間様向けにタイトロープダンサー並みのバランスを取りつつ、時に片足を踏み外して書いた作品の最終巻。
4冊に渡るエロとグロとカニバリズムと暴力の吹き荒れる倒錯のスプラッタ嵐を潜り抜けて最後に見えて来たのは意外にも「愛のカタチ」。
セオスのセリフ、
「な・・何故!! 俺を!! 拒む!! この!! 俺をッ!!」
が象徴的。
支配欲故に暴力的になるセオスやジェンティーレ、片倉(?)など男達の愛は相手を取り込もうとする。
この男達の「取り込もうとする愛」には彼女の意思は関係ない。
強引に取り込む(喰う、犯す)時点で世界は収束する。
しかし、アスタルテ(赤ずきん)は男達の世界から拒絶し、分離する。
無視し、強引に取り込んだアスタルテの「意思」こそが男達の愛(世界)を破壊する。
取り込もうにも永遠に取り込めない他者に対する愛のカタチ。
ストーカー、DV等が問題になる昨今、本作品は現代を愛のカタチで鮮やかに切り取ってみせた。
万人にはとてもじゃないが薦められない。
でも読めば癖になる(人もいる)、クサヤの干物のような一冊。
東京赤ずきん 1 (バーズコミックス)
ホントに好きなものを描いてるなーと伝わってきてそこはとても良いです。
エロ表現がやはり素晴らしい。もうそれだけでいいんじゃないかと思えるほどです。
ストーリー的にはスケールが大きい割りに中身が薄く演出力に欠ける部分があり、
話の作り方についてやや稚拙な印象を受けました。また、たまにゾクッとくる描写があったり
したのですが、肝心な場面でそれがなかったりで残念です。もはや画力の問題になって
しまうのかもしれませんが…。
ロリエログロの描写はとても良かったので☆4つ。