れすきゅーME!(2) (チャンピオンREDコミックス)
1巻から1年半強、待望の第2巻です。
小動物系後輩の小園さんが第三夫人として名乗りを上げ「三つ巴の夫人戦争開幕か?!」と思いきや、天然っぽさが強いためにどちらかと言えば残り二人の夫取り合いに油を注ぎ、その隙に主人公とお話するくらいに留まっています。
話のほうは1話完結で進むのですが、良くも悪くも起承転結の結の尺が短くなっており、えっちなドタバタ劇が長く楽しめる分、読後感はちょっとモヤッとします。
見所としては、やっぱり変わらぬキャラの可愛さですね。
デフォルメを含めた表情の変化は上手いですし、「はわわっ」と波打った口元や、(主に麻衣の)蔑むジト目はたまりません。
また、主人公とヒロインの制服交換や、スク水猫耳メイド服、裸エプロンに、ブルマに、女性用ブリーフ?に、水着レインコートに、皆揃って下穿いてませんだったりと、衣装のはっちゃけ振りも凄いです。
極めつけは、巻の中盤から見え始める「モロ割れ目」。影のトーンがどう見ても熱を持った赤みに見えて仕方ありません。うひょぅ。
「可愛らしい絵柄」で「えっち」で「おバカな掛け合い」を楽しみたい方にお勧めですが、オチの弱さや1話完結ゆえの話の繋がりの薄さは念頭に。
尚、主人公は童顔でヘタれながらも一貫して「No thank you」を通しており、終始ツッコミ役に徹しているせいか嫌味や不快感なく見ていられるのは美点ですね。