ハンテッド [DVD]
個人的にはこの作品に星を5つ付けたいと思います。サバイバル描写や、対象を僅かな手がかりから追いつめてゆく主人公の技術(細やかなアクション)は他の作品に見られない、この映画の特徴です。また、心を病みつつも娘への愛情を示す犯人役のベニチア・デル・トロの演技もドラマに深みを与えていると思います。
アクション映画として見た場合は少々物足りなさを感じる向きもあるかと思いますが、サバイバルの『リアル』を追求した作品としてイチオシの映画であるとお薦めします。
ハンテッド [DVD]
フリードキン、コッポラ、ボグダノヴィッチ…かつては次代を担うと崇められ大いなる期待を抱かせた三大監督であった。彼らは実際「ディレクターズ・カンパニー」を旗揚げし期待すべき作品を作るはず…だった。ところが彼ら自身の趣味に走ったせいか、大した作品を生み出せずつぶれてポシャってしまった。
「フレコネ」「エクソシスト」という今見ても色褪せない影響力の持つ傑作を作り出した後、どの作品も冴えないものばかりでがっかりさせられたものだ。それらがあまりにも強力だったので彼自身超えるのも難しかったのだろう。収穫といえば「クルージング」「LA大捜査線」ぐらいでその後も作品数も減りもう終わったかと思われた。
ところが2000年「英雄の条件」で見事に大復活してくれた!観る前はさして期待してなかったが、題材のよさやトミー・リーの名演と何よりもフリードキンの持ち味が全てプラスに出てた会心作だったと思う。
そしてこの作品もとてもいい。トミー・リーはここでも大変いい味を出してるし共演者たちもいい。ここでもフリードキンの持つ良さが全てプラスに昇華されていて、悪夢のシークエンスや切れのいい誤魔化しのないアクションシーン、透徹したリアリズム等やはり月並みな監督では生み出せないのではないか。アクション映画だが、素手対素手の体を使った男同士の対決、拳銃や車だけでなく手作りの武器や技での勝負など類型的・月並みなものに堕してない。トミー・リーとデル・トロとの絆をもう少し掘り下げても良かったよう思うが、大きな作品の傷とはならないと思う。
Hunted: The Demon's Forge
カバーアクション、味方の蘇生などGoWに似たシステムがありますが、
戦闘に駆け引きはなく、回避しつつ殴るというオーソドックスなスタイルです。
ただ自分はダークファンタジーの世界が好きなので、それなりには遊べています。
ドラゴンとか配置できるダンジョン作成モードがあり、それがかなり面白いと聞いています。
特に海外の方が作ったダンジョンが秀逸とのことでこれからやってみようと思っています。
ハンテッド ― オリジナル・サウンドトラック
鼓童にしては異質なのは仕方ない。サントラだから。鼓童のパワフルなイメージがちょっと薄い感じがします。でも、それはそれでファンとしては逆に楽しかったりもします。
Hunted: The Demon's Forge
特定の人とオンラインでボイスチャットをしながら楽しんでいます。
このゲームは本当に一人でプレイするのと、二人でプレイするのでは印象がまるで異なります。
一人でのプレイは他のレビュアーさんの投稿にもあるとおり、単調ですぐに飽きがくるかと思われます。
グラフィック、ゲームシステム共に既存のゲームをなぞって劣化させたようなものばかりで、
個性が余り感じられず、正直「残念な出来」という印象なのは認めざるを得ません。
エリア移動中に床から転落してマップ裏へ落下や、オブジェクトの破壊が出来なくなったり、
通信中エラーでのセーブデータ消滅等々・・・バグも酷い有様です。
ですが、オンラインなり画面分割プレイなりで親しい人と一緒にプレイするとなると、
そんな事は些細な問題に思えてくる程楽しくプレイできます。
それぞれ能力の異なる二人の個性的なキャラクターを操って、
声を掛け合いながら攻略する楽しみは、なにものにも代え難いものがあります。
惜しい所が目立つ作品ですが、もし続編が出るのならば「またあの人と一緒に遊びたい」
そう思わせる力のある作品です。