仕事を遅くする7つの常識―「やめる」だけでスピード10倍アップ (リュウ・ブックス アステ新書)
あれ、というかんじでした。
なぜなら、今まで仕事の効率化に良いとされてきた常識が、実は非常識だったから。
今までにない視点の新しい、仕事本。発想の転換にもなりますね。
驚速 8
このソフトの事は何度か人から聞いて知っていましたが、自分でも試してみようと思い、さっそく導入してみました。
確かに、少し加速しました。しかし、驚く程速くなったということはありません。
”旧型マシンが最新マシンの速度を超える”は誇張です。
また、導入時に表示されるベンチマークテストは大げさと言わざるを得ません。
やや速くなることは確かです。導入しても損ということはないでしょう。
クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?
シリーズ作品の4作目ですが、僕はこの本を最初に読みました。
すごく単純に言ってしまうと、プロジェクトの問題解決法ですが、まったく違う音楽業界に身をおく僕の立場からでも、「新人発掘~CDデビューまでのプロジェクト」等を想定しながら読むことが出来ました。
いろいろなビジネス書を読んでいますが、特に翻訳モノは読みにくかったり、日本じゃなぁ・・・と思うモノもあったりする中、この本は非常に読みやすく、分かりやすく、どんな業種の方にでも納得できる部分は少なくないでしょう。
シリーズの順を追って、1作目の「ザ・ゴール」から読んでみようと思います。
思考のボトルネックを解除しよう!
TOC(制約条件の理論)を「考え方」に適用してみた本ですね。
TOCや現場改善に詳しい著者ならではの視点が多く登場します。
考えて答えを出す「考え方」のプロセスを見える化することで、
足を引っ張っている(プロセスから得る成果を規定している)
ボトルネックを特定して解消しようと提言しています。
本書では、「考え方」は「知識(収得)」「選択」「活力」
に分解できる、とのこと。プロセスと要素が入り混じっている
感はありますが、ま、一番ネックになっているところにテコ
入れしましょう、というTOCの考え方が大丈夫ですし。
残念なのは、「知識(収得)」がボトルネックであることが
多いとの指摘しつつ、その解決策の実効性が難しいこと。
知識をやみくもに仕入れることから始めて、徐々に取捨選択
できるようになる、という解決策は、成果が見えにくい。
分かるとはどういうことか、考える必要がありそうです。
また、個人的には、情報収集や知識収得はIT革命以降もはや
ボトルネックではなく、選択や表現にボトルネックが移って
いるのではないかと感じています。
フォードの言葉で言うと、「すべてを知る必要はない」、
すなわち、知っている人を知っていて経営者である自分は
「選択」に集中する考え方が現代にも合っているのでは。