未来惑星ザルドス (1974年)
映画化された小説が多くあります。
未来惑星ザルドスは深淵な内容です。
ボルテックスという理想郷で暮らす人類。
外界では、蛮族が支配されている。
映画では赤い薄着をきたショーン・コネリーが頑張っていますが
ちょっとイメージが悪くなってしまいました。
前半の巨像『ザルドス』のシーンは良いのですが
後半やや冗長な印象を受けました。
未来惑星ザルドス [DVD]
1974年3月パピヨンを観にいった新宿プラザの入り口に広告の看板がありすごく観たかったのを覚えてます。公開がその年の夏だったのでずいぶん早くからプッシュしてたのですね。後年観直すといろいろなことが理解できましたが13歳の私は単純にショーンコネリーのSFヒーローっぷりにワクワクしたものでした。ザルドスのデザインもかっこよくマスクをかぶった戦士も大好きで猿の惑星の感覚で観ていました。
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惑星ザルドスというタイトルだけではどのような映画か想像しずらい。これはスペースオペラ(宇宙活劇)のような冒険SF映画ではなく、古典的な哲学要素を含むサイエンスフィクションである。かつて雑誌「ぴあ」が主催した第一回SF映画フェスティバルで、上映予定だった2001年宇宙の旅の上映権がとれず、急遽代わりの上映として2001年に匹敵する名作として選んだのがこの「惑星ザルドス」だった。未来の地球を舞台とした不死と支配をテーマにした映画だが難解な点もありSFカルト映画の傑作といわれている。DVDになったことにより監督のコメントが入ったことは非常に嬉しい。映画を観ながらストーリー展開や撮影秘話が聞くことができる。SF映画でありながら非常に低予算で作成されたので当時の苦労話も興味深い。値段もかなり安く、レンタル屋でも見かけることがない作品なので是非、購入してご覧下さい。
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こんなに安くなっちゃって(笑)。映画も今観るとある意味かなり安い映画ですが傑作だと思います。知的な物語ですが、これ観て笑っちゃう人もたくさんいるでしょうね。赤いブリーフはいたショーン・コネリーなんか凄いです。巨大な人面岩がクラシックをバックに宙を浮いているシーンなんてめまいがするほど素晴らしい。いろんな意味で楽しめる映画でしたが、この映像のセンスを受け入れられるかどうかにかかっている気がします。