誇り ドラガン・ストイコビッチの軌跡 (集英社文庫)
ユーゴスラビアという国が戦争、解体していた激動の時代をサッカー選手としてどのように感じながらプレイしていたかというのが分かります。
基本的にストイコビッチについて書かれていますが、これを読むと当時のユーゴスラビアの状況も分かります。
現在も続いている激動の時代において、ストイコビッチという選手は国民に対して希望を与え続けていたのだと感じました。
今後もストイコビッチがセルビアと日本に対してどのように関わっていくのか注目していきたいと思いました。
ザ・レジェンド オブ ストイコビッチ [DVD]
ピクシーが現役時代に魅せたスーパープレーの数々を拝むことができます。日本でプレーしていたストイコビッチがいかに凄い選手だったかを改めて感じると共に、年代別や大会別に細かく区分けされていてとても親切な逸品です。ストイコビッチのことを知り尽くしているコアなファンも、ワールドカップでにわかサッカーファンになった方も感動すること請け合いです。
週刊ファミ通9月8日号増刊 サカつく×ファミ通 J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!7 EURO PLUS 特集号 [雑誌]
攻略本というよりは取説の延長のような内容。
ゲーム半分・サッカーコラム半分の感じですがサッカー好きには読み物として十分な内容と思います。
特に30代の人にはものすごく共感するものが多いかも。
ゲームは最新がでれば終わりだけど、この本は10年後も楽しめそうな気がします。
悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記 (集英社文庫)
分裂した旧ユーゴの状況をサッカーを切り口に描いた好著です。
副題は「ユーゴスラビアサッカー戦記」。
国際社会の嫌われ者となったユーゴスラビアのナショナルチーム「プラーヴィ」を皮切りに、コソボ、モンテネグロ、マケドニア、クロアチア、スロベニアとサッカーとサッカー選手を追いかけていくうちに旧ユーゴを覆う愛憎の渦に直面していく姿が印象的でした。
また、旧ユーゴを巡っては「セルビア=悪」の図式が出来上がってしまった現状に対して、作者はサッカーを切り口にすることによって、そのような言説から解放され、いずれの立場に対しても客観的・公正な視点から描いている姿勢はすばらしい。