Grand Prix [VHS] [Import]
~レース映画を語る時、絶対に忘れてはいけない一本。
当時のレースシーンが良く分かるが、もちろんストーリーも面白い。
当時のレーサーがいかに一匹狼的存在だったかが分かって興味深い、また、悪役に徹したフェラーリがいい味をだしている、こういう役回りはフェラーリならでは。
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また、主人公のチーム「ヤムラ」は当然ホンダがモデルであるが、実際に画面にうつる車はF1デビューしたてのマクラーレンである。
とにかくレースシーンは迫力の一言。公開当時、これを劇場で、しかもシネラマでみた人は幸せもの。
国内版のビデオもなく、DVDも発売されない本作。もはやこれを買うしか見る方法はありません。~
26 Mixes for Cash
リミックスを収録したということらしいですが
これはもう完璧にエイフェックスワールドなCDです。
でもいつもよりメロディアスな曲が多かった分斬新でした。
もちろん破壊的なドリルンベースもやっぱり健在で、
おすすめはWindowlickerのAcid Editです。
本当にあのWindowlicker?と思うほどのリミックスぷりなので
ぜひ聞いてみてください。
Duck You Sucker [DVD] [Import]
セルジオ・レオーネ作品の中ではこれが私の一番のお気に入りです。 初期のコリント・イーストウッド作品のような痛快さはないかもしれませんが、これは一種の人間賛歌的な叙事詩−いや、大人のための御伽噺でしょう―音楽担当のエンニオ・モリコーネはレオーネ作品をそのように呼んでいました。 強大な権力者が暴力によって弱い民族・国家を征服しようとするーこのどうにもやりきれない人間の性質に抗議する作品ですが、主人公の一人、ファンが単なる銀行強盗から革命にまきこまれていく経過はかなり喜劇的で、決して偉ぶった正義派映画ではありません。 そしてモリコーネの音楽―これはもう最高の出来で、特に橋の爆破シーン、そしてジョンがアイルランドのパブで親友を射殺するショットがメキシコ軍によって革命家たちが射殺されるショットへと繋がっていく場面でのメイン・テーマの使い方はちょっと信じられないほどの絶品で、私見では映像と音楽がこのような絡み方を見せた事は史上稀だと思います。
このディスク、(ロッド・スタイガーも載っていたら満点なのですが)表紙のカッコ良さが最高ですね。 タイトルもDuck You Sucker aka A Fisutful of Dynamite (伏せろ、このバカ!または一握りのダイナマイト)で、原題どおり。 言語表記がイタリア語、スペイン語と書いてありますが、ちゃんと英語音声版です。 スタイガーとコバーンのナマの声が聞けます。 ディスク2の特典も盛りだくさんでファンなら見逃がせません。 どうか一日も早く日本でも発売してください
サン=サーンス:歌劇《サムソンとダリラ》 [DVD]
フランスは、イタリア・ドイツと並ぶオペラ大国のはずですが、ではフランスオペラの代表作を挙げよと言われると、ちょっと困ってしまいます。『カルメン』や『ホフマン物語』は個性的すぎるし『トロイア人たち』は生真面目すぎるし大作でありすぎるし…。そんな時心に浮かんだのが、この『サムソンとデリラ』です。音楽のつくりの点でも、題材から言っても、かなり典型的・代表的なフランスオペラと言えるのではないでしょうか。このディスクにおさめられた上演は、メトロポリタン歌劇場のもので、いつもながらの大規模で豪華な舞台装置、レヴァインの堅実な指揮で、この作品の魅力があますところなく表現されています。オペラ本体の終演後、この舞台で長年活躍してきたドミンゴに対する表彰式の場面が収録されており、これもなかなかの見物です。無論、本編中でのドミンゴの歌唱も素晴らしいものです。このディスクの発売を機会に、フランスオペラのファンが増えてくるかもしれない、と予感させる内容です。
Ballad of Purple Saint James
ネオ・ソウルの先駆者的存在である
Erykah Baduのバックで
シンガーをしていた事で有名な
Yahzarahの2010年の作品です。
本作のまさに
"序章"的作品であった前作、
『The Prelude』では、
9曲入りのEPながらも
結構ファンキーで泥臭いネオ・ソウルを
展開しており、
個人的にかなりツボだったので
本作にもかなり期待を
していました。
...が、
Yahzarahの漆黒の歌声は
変わらないものの、
だいぶファンク臭が
薄れてしまっていて
少しがっかりしました。
しかし、以前から
彼女と交流のあった
The Foreign Exchangeらが
手掛けるモダンでサッパリとした
印象のトラックに乗る彼女の歌声も
それはそれでなかなか
良かったです。
彼女にしてはロッキッシュな
#2.Why Dontcha Call Me No More
The Foreign Exchangeの様な
サウンドの上で
Ain't gonna cry over you〜
とクールに歌う#3.Cry Over You
Stevieらのカバーで歌詞も美しい
#4.Come Back As A Flower 等々、
素晴らしい曲が終盤まで続き、
トータルで見ても素晴らしい作品と
なっています。
どうしても彼女には、
【Erykahの...】と言う
説明がずっと付きまとって
しまうのでしょうが、
彼女にはErykahとは
異なる魅力があるので、
これからも彼女らしく
良い音楽を生み出していって
欲しいです。
※個人的オススメ...#11.Starship
※ブックレットに歌詞有り。