Rasputin [VHS] [Import]
エミー賞の主演男優賞を取ったのも当然と言うべき出来。粗野なラスプーチンが宮廷に出入りするようになり力を持つようになっていく、その演じているリックマンがラスプーチンかラスプーチンがリックマンかという凄まじい人間像。かといって芝居巧者のリックマンのこと、毒入りの菓子を食べても生きているあたり、また酒場でのいやらしげな人間、女と寝ているだらしないラスプーチン、どの場面も堪能できる。しかし周囲の人間が嫌がるこれらラスプーチンとは別に、病気の皇太子を案じる粗野な人間の中にある真の優しさも感じられる。この辺の複雑な人間像をリックマンは丁寧に演じていて、本当に凄い。
スーパーフライ 特別版 [DVD]
昔、マイルスデイビスが「黒人と日本人は似ているんだよ…」と言って
いたのを思い出した。その時、「何処が、何が」似ているのか言及して
はいないのだが、この「何か…」という説明できない部分がSOULの真髄
の様な気がしてならない。
この作品を観ても ストーリーどうこうということではなく、やはり私
は「何か…」良いと感じてしまうのだ。それは、カーティスの音楽なの
か…70年代のファッションなのか…「これだ!!!」と説明できない
モノがこのフィルムには存在している。
「考えるな!感じろ!」これをブルースリーは自身の作品で台詞にして
いるが、ブルースリーの作品の良さもまた同様に説明できないものだ。
ブラックスプロイテーションのヒーロー、ジムケリーが重要な役で登場
しているのも偶然ではあるまい。
ブルースリーフィルムもまたSOULなのだ。
この作品を観て熱いモノを感じてしまった方は間違いなく「腹違いの
ブラザー」である。
Monsoon Featuring Sheila Chandra
Monsoonといっても日本のロックバンドではないです。インディ・ポップの草分けで、いわばワールド・ミュージックの元祖的存在。彼らがグループとして活動した時期は短く、おそらくりアルバムはこれ一枚だと思います。Sheila Chandraのボーカリストとしてのテクニックはまだ充分にうかがうことはできませんが、その澄んだ歌声は今も昔も変わりません。
彼女が会社を辞めた理由 夢を叶えた「元会社員」13人の物語
本著に出てくる方々は、あえて逆に舵を切ることも辞さないような積極的な行動によって
新しい仕事への道を拓いていった方、そして決して悪い意味ではなく、自然な流れに沿っていく
ようなかたちで、新たな仕事に向かわれた方・・・様々である。
が、同じように彼女達が口を揃えて言う言葉は、
「一歩前に進んでみること」。
会社を辞める辞めないという大局のみでの行動ではなく、日頃の小さな局面から、これを自然に
心がけていることがしのばれる。
彼女達の語るエピソードの中のそういった前向きの姿勢に、いくども微笑み、元気をもらった。
成功したからそう言えるという考え方もあるが、悩んだり、辛かったり、思うような成果が出なかった
過去の時期について「あの経験が大事だった」と声を揃えて言っているのも非常に印象的だった。
言い尽くされていることではあるが、職種も年齢も、そして目指す方向もそれぞれ違う
彼女達から共通して出る生の言葉だけに、たとえ転職を考えていなくても、今の毎日が厳しい人々に
とって、それはとても力強いメッセージになるのではないかと思う。
The Incredible Journey
ちょっと頑固な作家の下で暮らす猫と犬2匹。
飼い主が旅行に出かけた隙に3匹は冒険に
出ます。
途中危険な目にあったり、はぐれてしまったり
するけれど、3匹はそれぞれにいろんな人ともめぐり合い
親切にされます。
レベルドリーダーなので仕方がないかも知れませんが、
動物たちが言葉を話すような物語だったら
もっと楽しめたかな?と思い星1つ減らしました。
あくまでも人間の目から動物を捉えている作品です。
読みやすいし、とても判りやすい内容なので
レベル3あたりでまだ読んでいない人におすすめです。