THE ABNORMAL SUPER HERO HENTAI KAMEN 1 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 63-1)
作品は「これ」のみの一発屋だが・・・・そこには事情があったようだ。
連載終了の頃に作者の知り合いが「もう漫画は描かないのか?」と聞いたところ、
「編集のほうからの注文が多く、描きたいモノが描けなくなったので、もう漫画家はやめる方向で話を進めている」と返答があったそうです。あれから十数年、確かに新作をお見かけする事はないようです。
とにかく「悪」を倒す「正義」のヒーローのはずが、馬鹿馬鹿しいまでの展開の数々。
読者に伝わるであろう「テーマ」や「主張」などは皆無と言ってよく、逆に言えば「そんなもの考える必要性すらなく(笑)笑い飛ばしてしまえる」ある意味「正しいギャグ漫画」だったかと思います。
全6巻はちょっと短すぎだが、ギャグ漫画は時間の経過でギャグが風化するなど賞味期限が早いので「止め時」であったかもとも思う。タイトルにしても内容にしても少年誌で連載し続けるには無理のあるギリギリラインの作品だったし。
ただ・・・ラストがちょっと納得がいきませんね。もう二度と再開は無いだけに余計にそう思います。
THE ABNORMAL SUPER HERO HENTAI KAMEN 5 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 63-5)
帰って来た究極ヒーロー「変態仮面」文庫版もこの5巻で終わりとなります。
文庫版と特典として、当時打ち切りっぽく終了したためか消化不良であったエピソードを新作で書き下ろし!!
これは旧コミック版を持っている方でも絶対に買ったほうが良いでしょう。
狂介と愛子の感動の秘話が読めます。
その他、懐かしい脇役キャラ「天狗丸」のエピソードや、亡き狂介の父親の話もあり、感無量の最終巻です。
小栗旬さんのオールナイトニッポンに作者のあんどさんが出演された実録?もあり、根強い人気を見せ付けた一冊です。
まさしく「気分はエクスタシーッ!!」
THE ABNORMAL SUPER HERO HENTAI KAMEN 3 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 63-3)
高校生のとき連載を読んでいたので懐かしくて買いました.
もっと下ネタイメージでしたが、改めて見ると台詞にセンスがあって非常に面白いです
もう16年も前の作品なのに、ヒロインの愛子ちゃんも結構かわいいすね