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チャンスの前髪/人生の扉
年々竹内まりやは歌に磨きがかかりソングライティングも目を見張るものがあります。『チャンスの前髪』はまりやの王道ポップス『人生の扉』はまりやの最高傑作だと思います。歌詞ではないですが50代だなんて信じられないし、どう見ても30代前半にしか見えないくらいきれいです。竹内まりやとユーミンはまさにスターです
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肩ごしの恋人
キャラがなんていうか・・対照的にしようという意図がみえみえで、不自然。
ステレオタイプ。
女の友情ものとしてそれなりに面白いけれど、だから、なに? って感じ。
話の展開も、そんなわけないだろ〜、と言いたくなる場面が・・。
TVドラマのシナリオと思えば、いいのかな。
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肩ごしの恋人 DVD-BOX
原作が直木賞受賞作でしたので興味を持ちました。
主人公の萌は原作から少々年齢が進んでいて、30歳独身。米倉涼子さんがまあお綺麗です。
親友のるり子に高岡早紀さん。
好対照な二人の女性のやりとりを軸に、家出の高校生。野心家のサラリーマン。新宿二丁目のゲイバーのブンちゃん達が加わって、厚みのあるドラマに仕上げられています。
自立した(とみられている)独身女性のなかなか周囲に理解されがたい心理が描き出されたと思います。
そして、当初予想していなかった意外な感動が待っていました。
・・・ということで、筋書きはご遠慮いたします。
親友るり子が語る「将来を悲観的にみるのが現実的なの?将来はどうなるんだかわからないんだから、悲観的に考えるより楽観的に考えたほうが良いんじゃない」というセリフはドキっとさせられました。
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肩ごしの恋人 (集英社文庫)
読み始めの頃は「萌=いい奴、るり子=悪女」という公式が出来る。けれど、読み進めていくうちに、あまりにも欲望に忠実な、るり子にあきれはてていたかと思うと、そのうちになんだか許せてきちゃう。最後には、「あっ、こいつすげーいい女じゃん!がんばれよー」なんて応援までしてる(笑)
第一印象と物語が展開していって見える新しい面(第二印象?)とで印象が変わるなんて現実ではまぁ、あるけど本では初めての経験だった。唯川さんすごいなってあらためて思った本です。
ちなみに萌とるり子のどっちがいいかときかれたら?
るり子と付き合って、疲れたら萌とはたまに浮気して......なんて男のエゴですね(笑)
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坊っちゃん (SDP Bunko)
中学生の時に読んで以来、ほぼ30年ぶりに読んだ。
今までずっと、勧善懲悪の痛快な、さわやかな話だと思っていたが、今回、読みながらボロボロ涙が出た。
両親からも兄からも駄目な奴と言われて育ち、唯一坊っちゃんを褒めてかわいがってくれた清との別れ、再会の所は涙が止まらなかった。
坊っちゃんの孤独は全編を通じて貫かれている。山嵐も理解者のようにも思えるが、実は本人にその気があったかどうかはさておき、坊っちゃんを利用しただけとも考えられるし、坊っちゃんも協力したと言うよりは、ただ行動を共にしただけで、山嵐にしてみれば坊っちゃんの存在はどうと言うこともないようにも思える。
漱石自身は坊っちゃんの生き方をどう評価していたのだろうか。果たしてこの無鉄砲な生き方を理想と考えていたのかどうか。
結局清とは死に別れ、仕事にも就けたとはいえ、結局はあまり魅力的とは思えない仕事に落ち着いて、なんとなく尻すぼみのような、あまり坊ちゃんに肩入れしているようには思えないような話の終え方でもあり、あるいは、漱石自身の生き方を自虐的に、坊っちゃんに重ねていたのかもしれないとも思った。
中学生が読むにはあまりに深すぎる小説であることには間違いないだろう。いや、読んで悪い事はないとは思うが。