スモールワールド・ネットワーク―世界を知るための新科学的思考法
いやあ、知的刺激に満ち満ちております。
面白かったのがバブル発生のメカニズムを分析した章でした。
口コミとかもそうなのですが、なぜある行為や情報だけが急激に流布する(本書ではカスケード=滝と命名されていますが、確かにダムの決壊のようなイメージかも)ようになるのか?そういった現象を発生させようと思ったら、どのような条件が必要なのか?
筆者の考え方ではハリーポッターとその他のファンタジーで何か本質的な差がある、と考えるのは不自然で、ある偶発的な条件がいくつか満たされると、爆発的なヒットやバブルが発生するとのことです。
もっとも刺激的だったのが、ネットワークが密になりすぎるとカスケードが発生しない、というポイントで、ここが本当の病原菌との最も違う点(病原菌は人の接触が密になるほど伝播しやすくなる)だという指摘には、めちゃくちゃ興奮しました。
理由は・・・図解が無いと厳しいので本を読んでください。
面白いですよ。
かぎ針あみのモチーフとモチーフつなぎ―いちばんよくわかる
かぎ針編みを始めて、いちばんわかりやすいかぎ針編みという本と、モチーフの載った本を買いましたが、初めて実践するならこちらの本のほうが分かりやすいです。
最初は手順ごとに写真とイラストが載っており、初心者でもステップアップしながら沢山編めるようになります。
本で使用している編み方も全部載っているので助かります。
図案もかわいいので、かぎ針編みをはじめるなら(モチーフを作りたいなら)この本を最初に買うことをオススメします♪
風を感じて~しまなみ~
私は、歌が好きです。小説も書いています。この歌の歌詞の一部を現在執筆中の小説に引用しようと思っています。もちろん、出版に際しては、印税関係の手続きはします。
この歌を聴き、歌詞を読むと、しまなみ海道(本四連絡橋、尾道―今治ルート)の海と空と島々という自然美と技術の粋を集めた橋梁という人工美がマッチした美しい情景が目に浮かびます。癒されました。希望がわいてきました。
ゆびさきミルクティー 10 (ジェッツコミックス)
つい最近、単行本で1巻から(初めて)まとめ読みしたのですが、とてもよかったです。
この終わり方について、他の方のレビュー(おそらく3年近くの休載の間も待っていた方の)
を読むと、かなり不評のようですね。
ただ、自分には、この終わり方でこの作品が「殺された」というより、
「冷凍保存された」という印象が強いです。
好意的・楽観的に言えば、いつ「第二部」が始まってもおかしくないような終わり方なのです。
あとがきで作者の宮野氏がこの作品のテーマについて語っていますが、
いやいや、それを表現したいのならここで終わらせちゃもったいないでしょ、って感じです。
でも、続けられない事情があったのかもしれません。
(なんとなく、9巻の最後の話を描く時点で、作者の体調が限界に達して
休載決定&あと単行本1冊分で終わらせるよう命じられた風に感じられるのですが・・)
宮野氏は、まだまだ漫画を描く事を続ける、と宣言されてますし、次回作の予定もあるようなので
いろんな期待を込めて、応援したいです。
・・・ところで、ツンデレ女子って、みなものこと?ひだりじゃないよね?
この作品、正直、みなも(というかひだり以外)とのカラミのほうが、読んでてドキドキしたのですが
それはやっぱり、まっすぐな、ひだりという存在がいたからこその背徳感なのかな、と。