だめんず・うぉ~か~ DVD-BOX
コミックの「だめんずウォーカー」とは全くの別物とお考えになったほうが良いでしょう。
コミックを引きずってしまうと楽しめなくなる恐れがあります。
ブルースという伝説の軟派男を雨上がり決死隊の宮迫さんが扮しているのですが、原作のキャラと違っていて、個人的にはここがどうしても突破できませんでした。
原作を参考にしたTV版オリジナル作品と考えないと邪魔が入ります。
藤原紀香さん、山田優さんという美女の競演で、お二人に向いたコミカルな作品になっています。
舞台が丸の内で商社の秘書室のOL達が玉の輿を狙っているという女性の会話を楽しむストーリーです。
収入の多いセレブにしか目がいかない役の山田優さんには凄く好感を持ちました。
だめんず・うぉ~か~ (1) (扶桑社SPA!文庫)
さすが実体験をもとにしてあるだけあって、男女間の出来事が生々しくて面白い!
「そんな人ほんとにいるの!?」って話もいっぱいあります。
駄目な男と付き合ってばかりいるうぉーかー達を、「馬鹿女だ」と言う人もいるみたいですが、
そんなにいつも完璧な人と付き合えますか?
そしたら恋愛は完璧な人同士しかできないことになってしまいませんか?
もちろん暴力をふるったり、別れたいと言った相手を監禁するような人は駄目だけど(犯罪行為だし)
「ミュージシャンになる!」って言って会社辞める夢追い人タイプとか、マザコンだったり幼児プレイ好きだったり変な性癖があるタイプは、人間味があってまだいいと思うんですよね。
そもそも女性が完璧な(仕事ができて人間性も良くて外見もいい)男性しか付き合わなかったら、世の中には彼女がずっといない男性、結婚出来ない男性、今よりず〜っと増えると思います。(好きな人と付き合えない女性もね)
多少駄目な人と付き合っても、「失敗しちゃったよーあははw次はいい男見つけるわ」と笑いとばせる女性の強さがいいと思う。同じ女性として励まされる気がします。
つまりこのマンガ共感できたり笑えたりするのはきっと圧倒的に女性ってことですね。
でもこれ連載してるのSPA!ですよね?女性読者ってかなり少なそうww
だめんず・うぉ~か~ (1) (SPA! comics)
「だめんず」の女性には身に染みる話ばかり…。きっとそうでない女性には想像も及ばない世界なんだろうなと。
「だめんず」の女性は「ハハハ…」と力なく笑い飛ばすために、そうでない女性は「え~。こんな世界があるの?」と笑えることうけあいだと思います。
なぜ「だめんず」になってしまうのかこれを読んで勉強して、最後は「上がり」の男、掴んじゃえばOKですよね?(笑)