デストロイ ヴィシャス [DVD]
映画館でも観ましたが素直に面白いです! かなり過激な表現や描写が多々ありますが、全ては不器用にしか生きる事の出来ない登場人物達の愛情表現です。 【総制作費○○億円】を売りにした映画より、よっぽど『映画を観た!』という気持ちになりました。 大作映画よりチープさや粗が見えるところもありますが、それ故に作り手がこの映画に掛ける情熱や心意気にチーム感、何より必死さが伝わって来ます! ハードでエロくてグロくてハチャメチャで最高に熱くてパンクな映画です!!!
お前の母ちゃんBitch!【DVD】
本作の発売は東映だが、公開時の配給はアルゴが担当した。
アルゴピクチャーズ。かつては「櫻の園」や「12人の優しい日本人」「ヌードの夜」「夜がまた来る」
などの傑作を製作・配給した気鋭の映画会社だった。
最近は「靖国」騒動みたいな映画の中身以外のところで話題になるくらいで、すっかり面影を無くしていたが、
こういう作品を手掛けるのがアルゴの特徴だ。これを復活の狼煙として評価したい(笑)。
ところで、これアダルトに分類されているが、どう見ても一般映画だろう。
一時期「愛の新世界」もアダルト分類されていたが、再発売版はめでたく一般扱いになった。
そりゃちょっとエッチなシーンもあるが、許容範疇だと思うけれど・・・
そこいらの「着エロ」DVDの方が余計にアダルトなのでは。
内田春菊自らが監督を務めただけあり、俳優陣も一級どころが揃い、チープ感は一切なし。
監督自らオファーを受けた鈴木砂羽は、もともと「愛の新世界」でブッ飛びデビューを果たした女優であり、
こういう世界に戻って来たのが嬉しい(笑)。まあヌードになるのは亜紗美だけで、コトをするのも
コスプレ、という出し惜しみ演技だったが、最近「面白いおばちゃん」的な役柄が多いだけに、
「愛の〜」を未見で本作を初めて観たらビックリするかもしれない。
特典映像には30分ほどのメイキングが収録されている。
撮影は2010年だったので、監督の台本の落書きが「でんこちゃん」なのがある意味印象的だ。
内田監督の人柄がにじみ出る、いいメイキングだと思う。
また本作は「ラブ&エロスコレクション」の1本として公開されたので、他の5本の予告編も
収録されている(製作は全てレジェンドピクチャーズ。あの大傑作「問題のない私たち」で有名)。
星は3つです。
私たちは繁殖している 10
ここ数年、作者の精神状態と作品に対する姿勢を危ぶむ程、同じ愚痴の繰り返しだった「わた繁」。
(内田さんは義理の父上が同じことばかり言うリピート癖があり、自分はそういう人間が大嫌いと散々書いていたが、読んでいるこちらも【全く同じ愚痴のリピート作品も疲れますよ…】と呟いてしまった)
その嵐のような愚痴が、今作品では殆ど無い。それが、10巻に内田春菊らしからぬまったり感を生んでいる。ふつーの育児漫画。2ったんの最近の口癖ネタとか、何が言いたいのか全く分からない回も多く、それこそ育児漫画にありがちな「だからなに?」というただの日記になってしまった。
ただ、一巻から買っている身としては、思春期・青年期を迎えたお子さん達の成長を面白く読め、そういったいわゆる難しい年頃の子供との内田春菊なりのつきあい方が楽しめたりして、気がつけばその「らしからぬまったり」に惹かれて何度も本棚から手に取る漫画である。
色々な事態を乗り越えてのこの平和な状況だと思えば、「わた繁」読者としては読む価値あり。
しかし、10巻だけで作品として成り立っているかと問われれば疑問。なので、微妙な☆3個とした。
私たちは繁殖しているイエロー (角川文庫)
ほんと、こういった育児書が絶対あってもいい!
だって育児書には自分の子供のことは
絶対書いてないもの。
でもそれがわかったのは二人目から。(笑)
この漫画のように全てする必要はないけれど
こっちのほうが全然楽しい育児だったと
私は思ったのです。
それだけ初めての子供の場合は
お母さんに余裕なんかないですからね。
楽しい一冊です。
私たちは繁殖しているヴィクトリー (角川文庫)
このシリーズは昔から好きで、春菊さんの子育ては大変興味深く、勉強になることがたくさんあります。
今回も、思春期の息子さんと仲良くいられる秘訣など、改めて考えさせられたりしました。
初期のころから、「この子はこんなとこがある、どうしよう」と悩んでいる描写は見たことがなくて、その子の生まれ持った個性をまるごと受け入れ、楽しんでさえいる感じがするのは、本当に良い部分だと思います。
自分の都合に合わせて子を変えようとしないのは、昔から一貫していますね。
ただ、ユーヤ氏&その両親については、ちょっと可哀想かな…(苦笑)。
その前の旦那さんも同じでしたが…
あの舅さんもウザいけど、まぁよくいるタイプだし、何もそこまで叩かなくても…子を守る姿勢は良いんですが。
まぁ、そんな部分も含めて、ほかの作家がまず描かないことを描いているので、勉強にはなりますが(戸籍制度など、確かに変だな)。
ただ、できれば個人叩きを少なくして、もっとサラッと対処しつつ、自由な生き方を見れたらもっと◎ですね。
多分、あるいみ真面目すぎるのかもなぁ、という気はしますが。