源氏物語 01 桐壺
まだ読了していませんが内容としてはかるーく入っているので作品としてはとても面白いです。
長い時を読まれ続ける魅力のあふれる作品だと思います。
それよりKindleの使いやすさの方に目が行ってしまって困りますww
源氏物語 千年の謎 Blu-ray豪華版(特典DVD付2枚組)
源氏物語の名を名乗る別物です。実質、光源氏(生田斗生)より道長(東山紀之)と紫式部(中谷美紀)のほうが影が濃いからです。
よって主人公は光源氏ではなく紫式部という感じです。
また私は原題の「源氏物語」のあらすじを知っているので特に気になるのかもしれませんが、なぜ安倍晴明(窪塚洋介)がいるのか
ものすごく違和感があります。六条御息所が生霊になり夕顔の君と葵の上を襲い、それを封印する安倍晴明。
まるで陰陽師を見ているのかと思わせる場面もあります。本来の源氏物語にそのような場面はありません。
映画本編も紫式部がいる現実世界と光源氏がいる物語の世界と2つの世界を行き来するため、現実世界かと思って見ていたら光源氏の物語の世界へまたいきなり変わったりと途切れ目が分かりづらいです。もう少し工夫が必要だと思います。
映像や音楽に関しては納得できます。文句なし。
ただ「源氏物語」という長々しい物語を2時間強の映画内に収めるのもやはり無理があると思います。
ストーリーがほんのちょっとしか触れていないし、あとは紫式部の視点で見た物語などで「源氏物語」を見たという気になれませんでした。むしろ映画のタイトルも「紫式部物語」とかの方が良かったのではないでしょうか。
映像とキャスティング等にインパクトがなければ☆1つです。だけど映像は綺麗くて平安時代の衣装なども良く再現できているし、
個人的に中谷美紀さんがとても綺麗で素敵だと思ったので評価は上げられます。
辛口コメントですが私が感じた事を書かせていただきました。
源氏物語(2巻組・英文・サイデンステッカー訳)―The Tale of Genji
翻訳は原文に忠実であるべきですが、逐語的に忠実でありさえすれば事足りるわけではありません。源氏物語を英訳するに当たり、サイデンステッカーは、うわべの忠実にとらわれることなく自由に訳しました。その結果、自然な英文に仕上がり、非常に読みやすい。その書き出しをウェイリーの訳と比べてみましょう。
(サイデンステッカー訳)
In a certain reign there was a lady not of the first rank whom the emperor loved more than any of the others.
(ウェイリー訳)
At the Court of an Emperor (he lived it matters not when) there was among the many gentlewomen of the Wardrobe and Chamber one, who though she was not of very high rank was favoured far beyond all the rest;...
ウェイリー訳は、逐語的正確性という翻訳の基本に則した古典的名訳ですが、英文としてすらすら読めるという点では、サイデンステッカー訳は出色の出来栄えだと思います。
源氏物語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
角川の日本の古典文庫シリーズです。源氏物語のダイジェスト版です。長編の源氏物語が文庫本1冊にまとめられています。あらすじ、現代語訳、原文と載せられ、コラムも書かれています。これ一冊で、源氏物語の世界を味わえます。巻末のは、作品解説・作者解説もあり、とても参考になります。絵巻も逐次挿入され、イメージを助けています。古典を学ぶのに最適の本だと思います。