夏子の酒 (1) (講談社漫画文庫)
疲れた時の〜夏子の酒
疲れてくると、元気になれる本を読みたくなる。
僕の場合、きれいな話、かあるいは、また、ものすごく汚い話が元気の素になる。
汚い話とは、汚物系ではなく(?)ハードボイルドとか花村とかで、きれいな話とは、心が洗われる話のこと。
で、きれいな話で愛読してるのがこれ。
あまりに、きれい、で現実味に乏しく、世間、世俗からは遠いところな感じなのだが、全巻を一気に読むことで、こころすっきり。[喋る本の虫]
夏子の酒 全12巻完結(モーニングデラックス) [マーケットプレイス コミックセット]
簡単に日本酒の知識を身につけるのにはいいと思います。
でも、ちょっと、感情移入しすぎかな。
絵柄はすこし古いですね。
いま、こんな少女マンガタッチの漫画は少ないと思います。
この辺は好みでしょうか。
有機農法の話なども出てきますが、直接、日本酒とは関係ないと思います。
やや、冗長なのも欠点です。
夏子の酒DVD BOX
夏子の酒DVD BOX夏子の酒がドラマであっていた頃、長女が生まれました。大事に大事に育てていたので、夏子が大事に大事に育てた兄の形見である龍錦にちなんで、「たつにしこ」と呼んでかわいがっていました。その後、次女が生まれて、長女も親の愛独占ではなくなりましたが、その長女ももう高校生。早いものです。
ずうっーーーーーーーーと、DVDがでないものかと、待ちこがれていましたが、ついに出ました!うれしくてたまりません。
もちろん、さっそく予約しました。
フジテレビ系ドラマ「夏子の酒」オリジナル サウンドトラック
あくまで個人的な意見だが、日本のテレビドラマはドラマサントラで成長を遂げたように思う。自分の小さいときの記憶でいえば、石立シリーズや「俺たちの旅」や「太陽にほえろ」などサントラは効果的だった。そんな中、西村由紀江や日向敏文やS・E・N・Sなどすばらしいミュージシャンも育ったと感じる。
くまさちファンには怒られそうだが、この「夏子の酒」を1話も見たことがない。だがサントラを手にして、熊谷幸子という人は音を絵に変えられる人、音に情を乗せることができる人だと痛感した。目を閉じて聴くと見たわけでない和久井映見の走ったり懸命な姿が目に浮かんでくる。
特に「檸檬」「空の樹」は心を落ち着かせるすばらしい曲である。
また、主題歌の「空と雲と私」は熊谷幸子の代表曲だが、このアルバムではショートバージョンが収録されており、イントロも違うし、ワンコーラスと短い演奏になっている。ディープなファンにとってはうれしい内容である。
新装版 夏子の酒(1) (講談社漫画文庫)
もう随分昔に全巻夢中になって読んだのを覚えています。
くり返し何度も読み返したとても大好きな作品です。
日本酒は糖化とアルコール発酵を同時進行させる「平行複発酵」と
いう世界でも稀有な手法で醸され、その醸造工程を指揮する杜氏の
技を私に知らしめたのも本書でした。
それ以来皆さん同様日本酒にはまり、旅先では真っ先に地元の蔵や
酒を気にかけ、今では日本酒なしの生活など考えられない状態。
読めば必ず飲みたくなる、というか、本書自体が酒の肴になって
しまう恐ろしい漫画です(笑)。
酒への作者の思い入れ・気迫が、杯を手元に引き寄せてしまうのでせう。
救いは社会人になって結婚してから読んだこと。若いときにもし読んで
いたら、「おらぁ、蔵人になる!」と叫んでいる自分を容易に想像でき
てしまいます。飲み手に徹する事ができる至福をかみ締めています。
「ワインとかより日本酒が好き!」という女性へ、好みが移っていった
事はいうまでもありません。