夢使い(2) (アフタヌーンKC)
一巻を読んで謎めくストーリーに惹かれつつも、全面に押し出されたロリコン趣味や、やたらと性的な描写(同性愛やら自己愛やら)…の連続にとまどい、二巻の購入を躊躇していました。
しかし二巻を読んで、物語の背景に古代呪術や日本神話といった要素が丁寧に複雑に織り込まれている事に気付きました。(ちなみに作画も恐ろしく緻密ですね…)
女子高で起きた謎の猟奇殺人、ある秘密を持つ転校生の美少女、その少女に恋をしたクラスメート達の、謎の集団想像妊娠事件…。
キーワードは虹、万葉集の禁忌の恋の歌、そして腹部に虹龍をはらんだ謎の土偶…。
事件の首謀者が判明し、”何故今回の事件が起きたのか?”がおぼろげに判明しつつある中で、やっと日曜星の夢使い・”童遊斎”こと塔子の出撃(?)です!
さあ、これからクライマックス…って所で、二巻は終了です。
どうにも続きが気になるので、三巻も購入しようと思います…。
…面白いけど内容がマニアックで人を選びそうなので、☆は4つです。
謎の彼女X(5) (アフタヌーンKC)
卜部さんのとても女の子らしいリアクションを見て、ゴロゴロと布団の上を10往復程転がりました。(特に丘さんとの絡み辺りで)
そして、椿君の歳相応の男の子っぷりに、激しく同意。
肝心の早川さんとの三角関係も綺麗に纏まり、大満足の5巻だと思います。
しかし、この漫画はともすれば、下手な成人漫画より蠱惑的で官能的。
卜部さんのフィギュア化希望!、というのはただの私欲です。
何はともあれ、この作品を読んでいない人は、是非1巻から買って読んでもらいたいです。
謎の彼女X(7) (アフタヌーンKC)
自分にそっくりな「アイドル」のために、図らずもアイドルになった彼女。
いいですねえ! この辺で、やっと彼女は彼氏にとって「アイドル」に進化しました。
しかし、卜部さんは自分のそっくりさんに出会えて心中おだやかではなかったみたいですが、
わたしたち読者には、彼女が焼き餅焼いたり、怒ったり、ドキドキしたりと、実在の女の子に急接近して嬉しい限りです。
「ディスコミニュケーション」「夢使い」に登場した女の子たち以上に実在感がありました。
それにひきかえ、彼氏の椿君。災難でしたねえ。でも、一コマだけ夢見る未来がありました。 くーー 羨ましい!
次巻・・ また一年のお楽しみ。
謎の彼女X(9) (アフタヌーンKC)
[DVD]
アニメ制作スタッフはTVと同じで、安心のクオリティ。
もちろん、丘さん&上野も登場して、陽子さんのサービス・シーンつき。
特筆すべきは、「ディスコミ」の松笛&戸川コンビがゲスト出演していて、
「ディスコミ」の新作が見てみたくなるという相乗効果も。
10月から新装版が刊行されるそうです。(全7巻予定)
[単行本]
【本編】
映画製作編がメインの9巻ですが、冒頭に卜部さんのお見舞い話を据えた構成が秀逸。
正統派ヒロインの諏訪野さんをメインにして、松沢カントクと丘さんもからんで
フツーの学園ラブコメまんがっぽくなっているのはご愛嬌ですが、それゆえに
本編のクライマックスにむけて卜部さんの存在感をいっそうと際だたせています。
映画製作編の結末は10巻までのお楽しみ!
【表紙&おまけ】
・表は(焼けてない)卜部さんで、ウラは諏訪野さん。ふたりとも販促衣装(ビキニ)。
・巻末のおまけまんが・TVアニメ「謎の彼女X」クロニコル(2頁)では、
植芝さんの率直なコメントが楽しめます。干支が一回りしてるんですねぇ・・・。
・描き下ろしイラストは、真夏の卜部さんの日常を。
本編ではあまり見られない、無防備な寝顔にほのぼのしちゃいます。
謎の彼女X 1(期間限定版)(Blu-ray Disc)
素晴らしいとしか言いようが無い。普段アニメはほとんどみないのですが、なんとなく見てはまってしまいました。
涎の部分で色物に見られるかもしれませんが、実際は最高の純愛アニメです。つまらない話っていうのが無い。毎回毎回丁寧におもしろく作られています。
ここまで素晴らしい作品を作った監督さんやスタッフさんはすごい。本当にお疲れ様でした。