忌野清志郎の世界
三十年来のファンですが、驚きを隠せません。
彼の宇宙は、果てしなさすぎる。
「絶対捕まらないぜ」とか「逃げるんだげるんだー」とか、そんな言葉が頭をぐるぐる回っています。
あ、これが清志郎だよね〜、って安心して同じ場所にいたら、すぐにどこか次の場所に行っちゃって、
こっちだこっちだ、って呼んでるような、
いつもそんな感じがしていましたが、
亡くなってからもまだ同じ調子で、
俺はこんな風にも世界をとらえてたんだよ、全く知らなかっただろう、と。
70年代から亡くなる3ヶ月前の作品も含めて、
技術と才気にあふれた油絵、かわいくてユーモアにあふれた水彩画のすべてから、
彼の愛した世界が、というか彼の世界への愛が、
これでもかというほどに、響いてきます。
サウンドでも、言葉でもない、静かな世界に、
大音量で響いてきてしまうのです。
ロックです。あきれてものもいえない、くらいに。
RESPECT!~The 30th anniversary of KIYOSHIRO IMAWANO [VHS]
カリスマ,忌野清志郎のメジャーレコードデビュー30周年を祝って,彼を「リスペクト(尊敬)!」するミュージシャンが武道館に一同に会して大お祭りコンサートをしたもようを収めたライブビデオです。
30年以上友人かもしれないと思うような方々や,清志郎に憧れて音楽の道にすすんだ若手まで,ほんとにバラエティに富んだゴージャスな顔ぶれです。
そのみなさんが,それぞれの思い入れのある清志郎ナンバーをどんどん歌い上げていく様子はまさにお祭り。
もちろん,清志郎本人も出てきますよ,恥ずかしそうに。
ビデオのはじめの,各界のいろんな人たちがお祝いメッセージを送る映像がたっぷり流れます。それを見て,誰だ?!って考えるのも楽しいですよ!
ロック画報 (10)
これはとにかく付録のCDがすごい!!
初期の2枚のアルバムが出された同じ年(1972年)頃のライブ音源だそうです。
自分にとっては、ずっとなんとな〜く抱いていた
「初期の2枚のアルバムから『シングルマン』への流れの違和感」
みたいなものが取れたと感じたとても重要な一枚です。
RC、そして清志郎の「初期」の確固たる足跡を見ることができます。
特に「ぼくとあの娘」の鬼気迫るボーカルは必聴。
暗闇から世の中へ向けて精一杯の威嚇をしてくるような凄みがみなぎっています。
アルバム「ハートのA」にちょっとかわいくアレンジされた同曲が収められていますが、
オリジナルのこっちはまた別な味わいです。
(DVD「ワンマンショー」にもこのオリジナルの方のバージョンが収録されてます。こちらも必見!)
本誌も、破廉ケンチと清志郎の対談とか、初期ライブのカセットテープ起こしレポとか、
マニアックでもあり貴重な嬉しい記事がたくさんあります。
もともとこれは2002年に発売されていたもの。
価格はやや高めに感じるかもしれないけれど、特にこの付録CDの価値は計り知れないものがあると断言します。
再び入手可能な今、是非聴いてみることを強く強くオススメしておきます!
ロックン・ロール・ショウ 80/83 [DVD]
本当は81年の武道館ライブの映像が好きで欲しいのだが、廃盤でオークションでは、あいかわらずの高値を維持していて再発の予定もなく、この作品を手に入れた。80年と83年の映像作品なのだが、80年の久保講堂のライブが最高だ。長い下積み時代から這い上がりスターダムに、のし上がる瞬間を奇跡的に映像として残っていたもので貴重だ。メンバーも、ぶっ飛んでて興奮だ。よぉーこそが中途半端なのが気に入らないのだが、スローバラードは、しっとりと、雨上がりの夜空にではブリブリで見応えたっぷりだ。
ブルーノートブルース忌野清志郎 LIVE at Blue Note TOKYO [DVD]
胸が張り裂けそうな清志郎の歌声。
おかあさあああーん、
ってさすがにびっくり。
ジョン・レノンスーパーライブ、2007、武道館ね。
この時、清志郎は
退院後、初めて公式に大きな舞台に立った。
ニュースになってたよね。
ジョン・レノンを讃えるライヴ、
マザー、って曲は
普通、ちょっと皆
手が出せないよね。
スローなあのイントロ
退院後の清志郎の
あの声で
派手派手衣装で
おかあさあああん…
凄い、今更ながら凄い。
原曲も凄いんだろうけど
日本語はすっと頭に入るからね、ギョッとしました。
そんな貴重映像もあり、ブルーノートライヴを中心に編集してある。
そう、先日のふあんくらぶっ
あの日のプライベートライヴも。
武道館、完全復活祭DVDがそのままの時間の流れで
リアルな記録、になっていたのと対照的に
こちらは時間が行ったり来たり、古い物や、イメージ映像…
プライベート映像…。
清志郎のプロモーションビデオみたい。
たまらないです。
9月6日の、当たっていた
日比谷野音の返金がありました。
これ、換金したら
サイン入りのポスターの裏に貼りますね。
次のライヴ、すぐ
応募できるようにね♪
ブルーノートはキヨシには狭いね!やっぱり
野音がいいな
(*^o^)/\(^-^*)
夢を忘れずに
ね。