痛快パンツムービーVERANDA｜成宮寛貴×BODYWILD オトコアッププロジェクト 2 成宮寛貴モバイル

孤高のメス [DVD]

理想像過ぎます。こんな人いません。

勧善懲悪なストーリーに完全無欠のヒーロー。
実際にはこんな人はいませんし、もちろん自分もなれません。
ただ、そうであるからこそ、その理想を忘れてはいけないのだと感じました。
　

我々がどこか体が悪いと感じて病院に行く時、たとえちょっとした異常でも、自分の体や病院に対して大きな不安をもっています。同時に、病院や医師に対して大きな期待をもっています。対して、病院のお医者さんの側は、きっと多くの方が一生懸命治療に努めて下さるのでしょうが、やはり日常的な事務の繰り返しや金銭・名誉への野心あるいは職場の仲間への気遣いなどが心の多くを占めて、利用者である患者の気持に心が完全に向いていないことはあるんだと思います。もちろん、これは責められることではなく当たり前のことです。

これは何も、医師に限った話ではなく、どのような職業でもあることですよね。たとえば、私にとって身近なところで、飲食店のコックさんや接客係だって、日々の忙しい時間をこなすことや職場の仲間との関係に夢中になって、心がお客さんの方を向いていない瞬間が何度もあるはずです。

とくに、ファンというわけではありませんが、あの長島茂雄は、次のような趣旨の話をしたことがあるようです。
球場に来るお客さんは毎日違うのだから僕らは毎日最高のプレーをしなければならない、と（ニュアンスが違っていたらごめんなさい）。これは、まさにプロにとっては日常、利用者にとっては非日常、というどの職業でもありがちな大きな気持ちのズレを的確にあらわしています。

本映画の主人公は、自分のことなど二の次で、いつも患者のことを全力で考えています。こんな人間にはなれそうにありませんが、どんな仕事をするときも常に理想として意識しなければならない。そんなことを考えさせられる作品でした。

成宮寛貴10周年記念メモリアル本「Hiroki Narimiya Anniversary Book10」

今年で10周年を迎えた成宮寛貴さんのメモリアル写真集です。

とにかく文章びっしりで読み応え有りです。

過去に共演した俳優さん、スタッフさん、マネージャーさんの成宮さんへのリアルな気持ちにとても共感しました。

私は舞台「お気に召すまま」の再演を見たのですが、初演の時に苦労されていたからこそあんな素晴らしい演技ができたということを知りました。

すごく励まされました。これからもずっと応援していきます。

ばかもの [DVD]

不器用な男女の関係は10年たって本物の愛へと変わる。

１９歳の大学生のヒデは、年上の女性・額子に強引に部屋に連れ込まれ、童貞を奪われてしまう。
彼女にのめり込むヒデだが、年上の女性・額子の一方的な結婚宣言と共に冷たく捨てられる。
そのショックから立ち直れず、飲めなかった酒をがぶ飲みするようになる。時間をかけてゆっくりと
アルコール依存症へと変わっていく。友人の結婚式で偶然知り合った女性（教師）と同棲生活を送るが、
アルコールが途絶えることはなく、暴力を振るうこともあり、新しい恋人も不幸にし、彼女は去っていった。

狂った生活の中、職場を失い、家族からも友人からも見捨てられ、どん底まで落ちる人生に、本物の
『ばかもの』だと思う。生きる気力を失ったヒデだが、最後に助けてくれるのは、家族である両親の愛であり、
去っていった女性・額子だった。額子もまた、職場で負った怪我が原因で、不自由な体になっていた。
夫が運転するフォークリフトに挟まれ、大怪我を負い、幸せな家庭が築けなかった。

アルコール依存症のヒデと障害者になった額子との再会は、ここから作品は魅力的な展開に変わっていく・・・。
題名の『ばかもの』とは作品をご覧になれば、その意味が分かると思います。
額子を演じた内田有紀が魅力的だった。