13階段 (講談社文庫)
本書は文句無く面白い。納得のベストセラーです。
当たり前のことですが、人を殺すということの重さを改めて考えさせられますし、
人が人を裁くことの矛盾、システム化することの問題等、諸々の思いテーマを提示
しています。それでいて判り易く、迫真のリアリティーをもって最後まで興味を
そらさず読ませる術はとても新人とは思えません。
若干どこか見覚えのあるセリフも散見されますが、それを差し引いても傑作と言え
ると思います。
枚数制限のせいか凡作も多い乱歩賞受賞作ですが、別格の輝きを放つ作品です。
PCゲーム「俺たちに翼はない」キャラクターソングアルバム
ドラマCD1stシーズンに収録されていたヒロインのキャラソンフルバージョンに加え、
サブヒロイン、男性キャラの新曲を収録したお得なアルバム。
いやあ、サブキャラ達の歌唱力に脱帽。
特に日野さん、高口さんの歌唱力の高さは予想外。
ヒロインズの曲も可愛らしくてよいけれど、
今回のアルバムはサブキャラ達の曲の方が存在感に溢れている。
ギター音のカッコよさと疾走感が魅力の「Falling Angel」(鳳翔)、
浮遊感と癒しされるような声音に心奪われる「Wing of Piece」(山科京)
LRさんのガチラップが堪能できる「Daybreak Moon」(柳原フレイムバーズ)、
この3曲がおススメかな。
どの曲も個性的かつ魅力的で、やっぱりアッチョリケサウンドは素晴らしい。
ガンドッグゼロ リプレイ アゲインスト・ジェノサイド (Role&Roll Books) (Role & RollBooks)
世の中に数多くリプレイはありますが、これほどまでにストイックなTRPGリプレイがほかにあったでしょうか!(笑)
ガンドッグゼロ初のリプレイ本ということで購入しましたが、とにかく「おっさん」の哀愁が漂う、かっこいいリプレイでした。
これまでのTRPGリプレイでは、なにか物足りなかったと思う人には、ぜひ読んでもらいたい1冊ですね!
この本の著者は、ゲームデザイナーではありませんが(デザイナーは狩岡源)、ガンドッグゼロというTRPGの雰囲気をいい意味で醸し出しています。
流星のロックマン2 ベルセルク×ダイナソー(初回生産:「トライブアタックカード」“ジェノサイドブレイザー”同梱)
ロックマンエグゼシリーズの流れを組む流星のロックマン待望の第2作。3バージョンだった前作から今回は2バージョンに。通信すれば違うバージョンの要素も手に入るので買う方としてはこのほうがありがたいです。
エグゼシリーズを受け継ぐ作品だけに前作は戦闘などの評価が分かれましたが、個人的には何もかも楽しめたので続編は大歓迎です。ただ、依然としてネットや友達同士での通信を前提にしたブラザーバンドシステム(しなくても楽しめますが)が中心なので、そういう環境にない人にはどうかなと思います。あと前作のボリューム不足が改善されていればいいのですが…。
ベルセルクxシノビの方も書かれていますが、前作は出来の割りに値下がりが激しかったので今回はそうならないでほしいですね…。
まもるクンは呪われてしまった! サウンドトラック
皆様がコメントされているとおり懐かしさとノリノリの心地よいBGMはゲームミュージックが好きな方にはたまらないと思います。
アーケードで何度かプレイしたことはあるのですがBGMはほとんど聞こえなかったので、視聴して初めてこんなに良い曲だったのかとわかりました。
80年、90年代のゲームミュージックはわかりやすいしノリも良いしでメロディが頭に焼き付いてて思わず口ずさんでしまうこととかあると思うんですけど、それがこのCDにはあると思います。最近そういうのってなかなか無いのでこのCDであの頃のゲームミュージックの楽しさを味わってみるのも良いのではないでしょうか。