Drifter
カリフォルニアのメロコアバンドの2nd。
自主で出した1stにブレッドが惚れ込んで契約したとのこと。
畳み掛ける性急なビート、甘酸っぱいメロディー、タイトなアンサンブルと、
とても高品質なテクニカル・メロコア。
ヴォーカル/ギターのBenとLauraは前進バンドのLight This Cityでは
メロディックデスメタルをプレイしていたのだが、こちらのバンドでは一転して
爽やかなメロディックハードコアを披露しており、その変身ぶりに驚かされる。
流麗なギターソロやテクニカルなリズムチェンジなど、高い演奏技術はさすが。
そして素晴らしいのがメロディーセンス。
個人的には感動を覚えたM1,3,7,8,10,12がお気に入りです。
男女混声ヴォーカルというのも新鮮。
LauraはLight This Cityでは女性とは思えぬ迫力あるグロウルだったが、
こちらでは低めの落ち着いた声質でしっとりと歌い上げる。
90sメロコアの遺産を良い形で受け継ぎながら、メタルバンド出身らしい
演奏の巧みさも上手く盛り込んだ、現代型メロコアの秀作。
このバンドは今後も非常に楽しみですね。
地獄の世界一周ツアー―フライトアテンダント爆笑告白記 (文春文庫)
前作とは全く異なりますが、作者がどんな人間であるのか理解するためにも機上の奇人たちは読んでおきたいです。また、奇人の奇人たちは個人的に5つ星だと思ったので期待しましたが、本棚からまた出して読みたいとは思わないので三星です。
Clyde Mcfatter & Drifters / Rockin & Driftin
クライドマクファタを中心とした初期ドリフターズの名盤が2いん1に。
ドリフの最盛期と言えばやはりベニキングとジョニムーアがリードをとってた60年代前半から中盤にかけてということになるが、ここで聞けるのは彼らの原点である素朴なドゥアップコーラス。それだけにカウンタテナーのクライドの魅力が全開。ワイトクリスマスやフルズフォリンラヴなどのヒットも満載。
荒野のストレンジャー [DVD]
後に同傾向「ペイルライダー」という「シェーン」への愛情溢れるオマージュ作品を残していますが、これはその前編というべき作品。簡単なあらすじ紹介で西部劇ファンならおやっと思われるかもしれませんが、この作品の下地はGクーパー主演の「真昼の決闘」です。
そう、この主人公は「真昼の決闘」の主人公が仮に3兄弟に殺され、亡霊となって街にやって来たというのが序章です。その先は見てからのお楽しみですね。「真昼の決闘」には確か若かりし、リー・ヴァン・クリフも出ていましたよね。いずれにせよ絶対的な暴力に対する正義感というイーストウッドの視点は中々に深いものがあります。同時に自分を育ててくれた西部劇への尊敬と愛情あふれる作品です。