吸血鬼ハンター/アナザー 貴族グレイランサー 英傑の血 (朝日ノベルズ)
注文後、他の方々のレビューを読んで、少し落ち込みました。
到着後、手を付けずに二週間、やっと読み終わりました。
感想は、このレビューのタイトルとおり。
多くの準主役クラスの言葉(?)、単純な三つ巴合戦の中に詰め込みすぎなのではないでしょうか。
まぁ、最後は「貴族(吸血鬼)」とは、こういう性だよね、と納得しました。
とりあえず、しばらくグレイランサーに付き合っていこうかなぁと思います。
天野喜孝CD-ROM画集 吸血鬼ハンター"D"
人気小説家、菊地秀行さん原作で、あのファイナルファンタジー、ガッチャマン、タイムボカン等のキャラクター原案でおなじみの大人気イラストレーター天野喜孝さんがキャラクター原案をした大人気小説「吸血鬼ハンターD」の待望のCD-ROM画集です。
それを聴くだけでも凄いんですが実際に手にとって見ると絵の迫力、美しさ、見る者をひきこむ圧倒的な世界観、そしてなによりDの美しさを秘めたかっこ良さは見るものすべてに衝撃と感動を与えると思います。今までDをあまり見た事がない、知らなかった人はこれを機に自宅のパソコンのデスクトップに壁紙等にして毎日「D」の魅力に浸ってみてはいかがでしょうか?
吸血鬼ハンター23 D-冬の虎王 (朝日文庫)
「普通に読める」んですが、それだけというかDの物語という気がしないというか――。ヴァン・ドーレン公爵の貴族らしさ故の人間達との絶対的な意識の差、これをメインテーマにそこに神祖を絡めての展開だったと思うのですがイマイチどうも……。最後の展開、それがあっさりとし過ぎた故のこれは感じ方なのですかねえ?
「血の繋がり」を底流として、物語を作ったのは良かったかと思います。しかしいつもの神祖のよく分からない行動を劇中の者達に言わせるのは、正直どうなんですかねえ?それは読者が言いたいよ、むしろ作者に問い質したいよと思ったのは、私だけでしょうか……。
解かれない謎が残ったり、グレイランサー卿の名前が頻繁に出てきたりと、「彼の物語」に作者が夢中らしいことは読んでいてよく感じられました。もっともその「脇の物語」にいく前に、まずは「本編」をきっちりと完結させて、と一読者としては声を大にして言いたいところですが。某「グイン・サーガ」の如く枝葉を広げまくった挙句未完、などという悲劇を避ける為にも長い長い物語となったこのシリーズ、そろそろ着地点を見出しての執筆を作者にはお願いしたいところです。
魔界都市ブルース 狂絵師サガン (ノン・ノベル)
絵にも描けない美しさをムリヤリ描いたらどうなるか・・・
世界が破滅する?
菊地秀行の世界に興味がない人には荒唐無稽にしか思えないだろう。
わかる人にはわかる。
青い鳥は魔界都市新宿ではなくて、魔界都市ブルースで菊地秀行を知った。
今は冠を取ってしまっているようだが、昔はマンサーチャーシリーズと銘打ってた。
せんべい屋が本業で人探しが副業の、秋せつらが醸し出す雰囲気に酔った。
「私に会ってしまったな」
この短い文章を読むために
220ページ余りを読んでいる
面白かった
でも、昔のほうがもっと面白かったな・・・
(青い鳥の馬券本マニアより抜粋)
バンパイアハンターD(劇場公開バージョン) [DVD]
アニメ嫌いの原作者が大絶賛した、表題作のアニメーションです。
日本のアニメーションの白眉と言える素晴らしい映像美、叙情的な情景とキャラクターの活き活きとした動き、そして原作の「D」の雰囲気を完璧に再現し、なおかつアニメーションとして完成させた手腕は見事!!
「D」の見せ場のあらゆるシーンが完璧に美しいのですが、中でもラストの「微笑」は、小説の世界だけだと思っていたものを、完全にアニメ化しています。暗く、翳りがあり、だけどどこか優しく、いつまでも心に残るようなあの微笑・・・。
文句なしの傑作です。