イエロードラゴンがあらわれた! 2 (少年サンデーコミックス)
と、久しぶりにショックを受けた漫画でした。
初見はWebのクラブサンデーだったかと思います。おお、これは面白そうだ!、、と思ってその後忘れてたのですが、サンデー超を買うようになって再会。やっぱり面白い!
主人公幼女が「きみどり」って名前からして単純かつツボですが、きみどりといえば「あかね」を連想してしまうオッサンツボにも入りました。ダブルです。コンボです。
そして作風的にも牧歌的な村で起こるギャクコメディー、絵柄的にもシンプルで「ドクタースランプ」的なノリの気がします。某栗頭先生っぽいキャラがモブで居たり、終わりの方ではドラゴンだけに「ドラゴンボール」ネタもあったりと、意図的に鳥山作品をオマージュしていた印象です。
そんなオッサン幼女と、召還したつもりが下僕になってしまった変態学者エンジが巻き起こす騒動の日々。これから舞台がゲンゴロウ島、、、もとい、あまなつ島から外へ!という面白い所で連載は終わってしまいましたが、上記作品紹介や作者ブログなどでも「マル秘企画」という言葉も出ているので続編を期待しても良いのでしょうか!?
ギャグ漫画やのほほん漫画が好きな人にはお薦めです。
ポケットモンスターReBURST 4 (少年サンデーコミックス)
激闘を制した者が勝ち上がれるバーストハートサバイバルもいよいよ準決勝戦ということで、より一層苛烈さが増しています。
疾走感溢れる激しいバトルの連続は誰の目にも鮮烈に映るゆえ、常人ならば腕で顔貌を庇いつつ観戦するのが精一杯、という有様でしょう。
さらに、この4巻で、主人公リョウガのライバルという重要な役割を担っているハリルの過去が明かされます。
ハリルとキャロラはどのようにして信頼関係を築いたのか、ハリルの父親を殺害した人物は本当にアルカデスだったのか。
点と点が結びついて巨大な一枚絵が表れるがごときスペクタクル。
ポケモン漫画史に残るであろうドラマチックなストーリーをこの機会にぜひ、お楽しみください。
ポケットモンスターReBURST 2 (少年サンデーコミックス)
ポケモンと人間が融合する異色の漫画も2巻目に突入しました。
主人公リョウガが相対する悪の組織グレートガベル――それに属する実力者集団である七戦騎の1人が1巻で登場しましたが、
今巻では七戦騎が一気に2人も現れるという大盤振る舞い。これには否が応でも期待が高まり、本書を夢中で読み進めてしまいます。
ポケモンと人間が1つになるという奇抜な要素を前面に出しつつ、少年漫画らしい熱きストーリーが繰り広げられる力作。
帯に記されている「ポケモンファン必読の一冊!!!!」というキャッチコピーは大言壮語などではなく紛れもない事実です。
イエロードラゴンがあらわれた! 1 (少年サンデーコミックス)
新刊なのに何故か懐かしい気持ちにさせる一冊。
変わり者の研究者がイエロードラゴンを召喚して…っちゅうまぁお約束の通りの内容なのですが、
それ以前にギャグセンスが昭和という稀有な状況で御座います。
別に嫌いな展開ではないのですが、吉本新喜劇っつーか古典落語っつーか、こう、伝統的な匂いが。
あと半捻りもすれば絵も可愛いし売れると思うんですけどねぇ。
ポケットモンスターReBURST 1 (少年サンデーコミックス)
擬人化に近い要素を登場させたポケモンの公式作品は、あさだみほ先生の「ポケモンゲットだぜ!」や、
「劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス」などいくつか存在しますが、
擬人化を思わせる要素を主軸にした公式作品はポケモン史上初となります。
皆さんもご存じの通りポケモンというブランドは1996年2月27日に誕生し、艱難辛苦を経て盤石な地位を築き上げました。
安定したポジションに収まった時点で大半の者は失敗を恐れるようになり、海図なき船出を避けるようになります、
しかし、ポケモンというブランドはこの度、冒険心を忘れることなく前衛的な発想を携え打って出ました。
敢然として起つこの作品を私は高く評価します。