トリニティ・ブラッド―Reborn on the Mars 嘆きの星 (角川スニーカー文庫)
高性能の機械やシステム、戦闘マシーンや飛空船艦等が存在する未来派な世界なのに、舞台はアルマゲドン後の暗黒時代ヨーロッパ。
吸血鬼と人間の対立・戦争に巻き込まれ、立ち向かっていくシスター・エステルと、彼女を守護する神父・アベルの旅の話。
イラストがすごく細かな装飾まで描いていて素敵です。キャラクターもみんな個性的。「守護」といってもアベルはつかみ所のない3枚目。
しかしその実態は「吸血鬼の血を吸う吸血鬼」。
エステルは見た目も心も可憐で、何に対しても一生懸命でなんともかわいいです。でも実は戦闘能力・正義感がに長け、不思議なカリスマ性を持つ女の子。
1巻ではこの二人が駅でぶつかった出会いから始まり、エステルの数奇な運命、そしてアベル達AX派遣執行官達による古代兵器「嘆きの星」の阻止を描いています。
完全に長編を想定した上での物語なので、1巻でのめり込めば、2巻、3巻、ついでに番外「R・A・M」、次から次へと・・って集めたくなるはずです。
長編ニガテー☆な方にはあまり勧めません。
トリニティ・ブラッド chapter.2 [DVD]
やはり高すぎる値段が問題です。各DVDに2話ずつだけ収録されているのに...。それに、ヒロインのエステル役の能登麻美子さんの演技にがっかりしました。原作のエステルはもっと明るくてしっかりしているキャラクターなのに、アニメのエステルは何か暗くて無能な感じがします。能登さんは前作のスクールランブルの塚本八雲役や犬夜叉のりん役はよく消化したが、エステル役には全く似合わないので、残念です。
でも、トリニティブラッドの大ファンだし、コレクターズエディションの特典やBGM、そして作画自体は気に入っているので、全巻購入するつもりです。
トリニティ・ブラッド chapter.3 コレクターズエディション [DVD]
確かに絵が荒れてるような気がいたします。
作品そのものは好ましいですが、抱いていたイメージと少々異なり過ぎているがゆえに★三つにしておきます。
コレクターズを欲しいと思う方は、皆さん各々に思い入れがある事でしょう。
個人的にもWOWOWが見れない環境で原作から入った者として、原作では出会えない人々が、会ってしまったことに衝撃を覚えました。
初見では「何故、無理矢理に会話シーンを作り上げるのか?」とも、考えてしまいました。
しかし、原作のイメージを大切にしながら、オリジナルに近い一つのストーリーに仕立て上げる。
…とても大変そうです。
そして原作の時間軸を維持した場合、回想だけで終わってしまう(可能性の高い)人が微笑んでいた。それで十分です。
絵も作品を作り上げる要素の一つですが、今回は全体を引き締める一欠片のコメディと思って見てみれば、悪くはないと感じました。
トリニティ・ブラッド DVD-BOX 1【初回限定生産】
SFとファンタジーが入り混じった設定の作品です。雰囲気は少しダークですが、王道的な展開の作品でした。複雑な世界観、設定が違和感なくまとまっており、人間と吸血鬼の確執が人種問題のように描かれている部分などは面白かったです。
ストーリーは、人と吸血鬼との間に起こる事件を主人公が仲間とともに解決してゆくというもので、テンポ良く進んでゆきます。ただ、この年代の原作ありきのアニメの宿命なのか、原作が未完であるために本作品も未完であり、中途半端な形で幕を閉じてしまいます。なんか・・・ラスボスが死んでません。
ストーリーが未完のまま終わってしまったのは残念でしたが、良い作品でした。
トリニティ・ブラッド 第14巻 (あすかコミックス)
さすがに話が重厚とはいえ、もう少し見やすく描いて欲しかったかな……
面白いには面白いのですが、ここまで比較的原作通り話を描くのであれば、もう少し時間が掛かっても15巻と同時発売とかにして欲しかったです。
ページも薄いし……せめて、あと1、2話くらい収録してもよかったかと……
確かに丁寧に描けているとは思いますが、まだ、前回に引き続き謎掛けの段階であるとはいえ、今回はさすがにテンポが悪い気がします。
原作と少し違っても、漫画としての構成で少し組み替えてもよろしいかと……
長編であるが故に長くなるのは仕方ありませんが、さすがに漫画にしては会話を読む部分が多すぎる。オッサン達がかっこよかったと言う印象しかないです……
それでも、教授やっぱいいな〜ついでにケンプファーとの繋がりとか原作以上に描いて欲しいですね。
あと、斬り裂きジャックとのバトルは優雅で良かったです……そして、ペテロは既にサブ主人公の地位を確立しつつありますね。エステルがんばれー!
そして、前回のカイン降臨につづき、過去回想でヤンキーアベルとリリス姉さんが登場。個人的にリリスはもう少し大人っぽくして欲しかったかな〜
せめて誰かキャラに焦点を当てた、書き下ろしの外伝を10ページ分でもあれば、まあ、こんなもんかな〜と妥協できたのですが……
次回でもう少し派手な展開とページ数があることを所望したいです。
ページの割に値段いつも通りで、長編の中のエピソードとしても、単品の巻としても、正直微妙な巻ですが今後に期待したいと思います。