Piece 5 (フラワーコミックス)
少々ストーリー展開が複雑で、登場人物もだんだん増えてきてますし、
時間軸も現在と過去が入り乱れて描かれるので、
一読しただけではなかなか理解できない気がします。
特にこの5巻で特筆すべきは、成海のお兄さんを探す過程で水帆が知ることとなる
身近な人間の感情の裏表が目を背けられないほどに真っすぐに描かれていることで、
読んでいてちょっと重いなあと感じました。
でも、当の水帆はそのあからさまな感情を受け入れた上で、前に進もうと強くなっているので
これからどんな風に成長するのか楽しみでもありますが。
1巻を読み始めた時のようなサスペンス的要素は徐々に感じられなくなり、
その代わりに奥の深い人間模様を見せつけられている感じです。
5巻を読む前に1巻から読み直した方が良かったかもとちょっと後悔しつつ
レビューを書いてます。ここまで広がった物語をどんなふうにまとめるのか
はたまた広げるのか、今後の展開を楽しみにして、次巻を待ちたいと思います。
砂時計 DVD-BOX I
世界最大の砂時計、出雲大社、琴ヶ浜、宍道湖など島根の美しい景色の中で、
展開する、杏、大悟、藤、椎香の、日本的繊細な優しさの最高峰。
杏と大悟の初恋の初々しさは出色。
様々な微妙な心の葛藤。
積み重なる美しい思い出。
周囲の人々の優しい愛情。
美しく癒される秀作。
Piece 1 (フラワーコミックス)
大ヒット連載「砂時計」に続く芦原妃名子先生待望の新シリーズです!!
高校を卒業して数年後、大学生となった水帆の元に突然かかってきた電話。
それは、高校時代の同級生折口はるかの訃報だった。
彼女の死をきっかけに、かつてのクラスの皆が葬儀に集まった。
しかし、彼女は地味で目立たない性格だったため、親しい友人はおらず、同窓会のようになってしまう。
それでも、葬儀が始まると遺族を目の当たりにして、早すぎる彼女の死に泣く者もいた。
こんな日でも泣けない自分に水帆は嫌気がさす。
葬儀の後、水帆をはるかの親友だと勘違いしていたはるかの母親は、ある人を探してほしいと言う。
しかし、水帆は親友でなかったことからはるかの母親を冷たく突き放してしまう。
だが数日後、自分を変えたいという思いからはるかの母親の頼みを水帆は引き受けることにする。
そこで、はるかが高校時代妊娠していたことを知らされる。
母親はその子の父親を探してほしいと言う。
こうして水帆は高校時代の友好関係を探り始めることとなった。
しかしそれは、はるかの過去を知るのと同時に高校時代キスを交わした成海皓に再びかかわることを意味していた。
すっごくすっごく先の気になるお話です。
やや話は暗めですが、読んでいくとこのストーリーに絶対はまっていくと思います。
合間合間にキャラ紹介とかもあるので楽しめると思います。
是非、読んでみてください。
砂時計 5 (小学館文庫)
杏と大悟が、幸せになると見せかけて、壊れる…。
この展開は、本当に見てて涙が止まらない…。
杏の大悟に対する気持ちは共感する。けど、自分の気持ちを消さないで欲しいとも思う…。二人は違う道を歩いて行くのか…いつかまた、二人の道が一緒になる日がくるのか…。
藤と椎香は、みてて腹立つ人が多いかも…。でも、みんなそれぞれ真剣で一生懸命なのが伝わるから、藤と椎香にも幸せになって欲しい…。けど、やっぱり杏と大悟は一緒にいて欲しいな…(矛盾)
Piece 6 (フラワーコミックス)
この作家さんの作品は初めて読みましたが、
ちょっと気になってたので、巻数もまだ少ないし、
最新刊が最近出版されたので、1〜6巻まで一気読みさせていただきました。
6巻はまさに新展開って感じで、レミちゃんのコンプレックスとか、
苛立ちとか、重要キャラと思ってなかったのに、そうきたかって感じですw
あ〜、最初の方で、ミズホちゃんに反対してたのはそういうわけね〜?みたいな。
あと、丁寧に伏線をもう一回書いてくれるのは、いい作家さんなんですかね〜?
まぁ、これは好みでしょうけど。
でも、いわゆる物語のきっかけである、はるかちゃんが、
19歳で乳がんで、死ぬかって?っていうのがあって、
調べりゃそんな年齢で乳がんで死んでる人間なんてほとんどいないぐらいわかりそうなのに。
リサーチ不足?
そういうので、割と冷めちゃう人間なので、星4つです。
まぁ、乳がんも伏線だったらすごいけどw